241230 電子書籍忌避者が本屋に行く/良い酒

symr
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公開:2024/12/31

 私は未だに電子書籍をほぼ使っていない人のため本屋に行くことが多い。そこには意地みたいなものも少しある。ただ、大部分は個人的な利便性のためでもある。

 電子書籍の方が便利なのは間違いないが、電子書籍は「本を持つ」「読書体験」の2つで劣ると感じてしまう。pdfをくれるタイプならともかく大半の電子書籍は実際には本を得ることができるわけではない。また本を手にとってページをめくるという経験を求めているところがあり、それが失われてしまうのは嫌だ。装丁がいい本を手にしたときの手触り、デザイン、重さが電気信号の興奮となって脳に伝わる快感は捨てがたい。

 自分にとって電子書籍の利便性が上回ったとき移行するのだろうが、今のところその気配はない。とはいえ、あまり熱を上げていない漫画は電子で買うこともあるし、note等で有料の文章を買うこともあるので電子媒体だからといって拒絶しているわけではない。ただ、同じくらいの値段で同じ内容を読めるならなるべく物理で欲しいと思う。

 待ち合わせまで少し時間があったので本屋に寄った。買うつもりはなかったのだけど3冊本を買ってしまった。紙の魔力にはあらがいがたい。


 いいバーに行きたくなったので友達を誘って行く予定にしていた。

 前日になってひとり風邪をひいてしまって、急遽来れなくなってしまった。コロナ禍以降、風邪のたぐいの季節性をあまり意識していなかったけど、今年はきっちり冬になって風邪とかインフルエンザが流行っているようだ。

 バーで色々なお酒を飲んだ。こういう場所だといつもウイスキーばかり頼んでしまうが、今回は嗜好を変えてカクテルなども。世の中にはお酒が多すぎて、飲んでいるだけで人生が終わってしまいそうだ。