成長の糧としての嫉妬心

しょっさん
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公開:2023/11/23

ブラック・ジャック連載50周年記念の企画として、ブラック・ジャック関連作品が無料公開されていたので「ブラック・ジャック創作秘話」を読んだ。

https://twitter.com/TEZUKA_goods/status/1726978777559773284

手塚治虫のエピソードはいくつか見たことがあったが、実際に関わった人々の話から構成されたこの本を読むと、エピソードから感じた数倍の熱量を感じることができた。

有名なエピソードとして、他者への嫉妬が凄いといったものがあるが、この本の中でも息子がウルトラQに夢中になっていることへの嫉妬心を沸かせている話があった。

人間の負のエネルギーの一面である怒りや嫉妬ってある種、正のエネルギーからは湧き出してこないレベルの活力や行動力を生み出してくれると感じるんですよね。

「あいつばかり目立って羨ましい、自分も目立てるよう努力する」だとか、「給与が平均より低い、なので更に上げれるよう頑張る」だとか、負を結果まで持っていく経験というのは結構多くの人が踏んできてると思うんです。

その振れ幅が大きいのが、手塚治虫その人だったんだろうなぁ、と。

他人へ迷惑をかけなければ嫉妬心を持つことは素晴らしいことだと思うので、こういった気持ちは無くさないように心掛けたいものです。

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