数ヶ月前、叔父さんが亡くなった。
叔父さんについてはあまり記憶がないが、優しかった人だった記憶はおぼろげながらにある。そんな叔父さんが亡くなったという知らせがあった。
叔父さんには残された家族がおらず、私の両親が後処理に追われることとなったのだが、色々棚卸しをしてみると散財することもなく、慎ましい生活をして多くの財産を残してこの世を去ってしまった。
その話を聞かされたときに「一体"お金"とはなんだろうか?」と改めて考えさせられてしまった。
お金を貯めるという行為は将来の不安への対抗策ではある。しかし、必要な額以上を溜め込んでしまうというのは、またそれはそれで今できることの機会を損失してしまっていることになる。
お金とは所詮行動に対する対価であり、行動が伴なわなければただの数値でしかない。改めてそういったことを気付かされた。
お金を今以上に稼ぎ、将来に備えて必要な分を貯め、そして今でしか出来ないことにお金を使っていく。こういった当たり前のことが、いつの間にか抜け落ちていってしまうものなのかもしれない。
自分も貯め込みグセがあるので、今後はもっと使うことも意識していかないといけないなと思いつつ、使ってみたら減っていく残高にウッとなる今日此の頃である。