天気良し。千葉県立美術館でテオ・ヤンセン展。道中はじめて乗った街中を走るモノレールは、『PINA』に出てきた有名なドイツかどこかのモノレールを少し思い出す雰囲気。無機的なロボットとは明らかに異なるビーストのヌルヌルした動き方は、緻密な計算と海岸の風や雨といった偶然の要素の組み合わせで実現される。単にアナログや手仕事だから良い、というわけでもない設計の要素とのせめぎ合いが面白い。左右非対称の捻りを加えながら少しずつ前進する二足歩行ビーストの歩き方は、どこか昨日観た清水宏『簪』の笠智衆を思わせるものがあり、映画の子どもたちのように「ビーストがんばれ!」と応援したくなる可愛さがあった。可愛さにやられてつい小型の模型を購入。
普段ほとんど来ない場所なので何か食べようと検索したら出てきた千葉駅近くの洋食屋「えびすや」本店へ。支店が「孤独のグルメ」に出てきた場所らしい。やたらとマイルドな名物のニンニクスープ、餃子の皮が大量に散らされたサラダ、イカの揚げたやつ、ハンバーグ、オムライスを。珍しい白の自家製サングリアもうまかった。メニューが各店で微妙に異なるらしいので次回は支店に行きたい。