割と本を読む方だと思う。
ここ数年続けているのは、興味のある特定のテーマを決めて、それに沿う内容の本をいくつか読む、という読み方。
一つの本を読むより、複数の視点や観点からの視座が得られるのでこの方法は気に入って続けている。
今のテーマは「共感と距離」。
「『共感力』という言葉が使われていて、『共感のメリット』とか『共感力を上げるには』みたいな内容のネット記事や本を見ることがあるけど、果たして共感することは本当にいいことなんだろうか」という、共感に対する懐疑的な疑問が思い浮かんでしまってそれに関する本を読んでいる。
あと共感に関連するものとして、人との距離感が大事になってくるんじゃないかと思って「距離」もテーマに含めている。
以下に、「共感と距離」に関する本で積読状態の本を羅列する。
なお書影はAmazon.comから引用した。
『HSPブームの功罪を問う』飯村周平(岩波書店)<共感>
『わかりあえない他者と生きる』マルクス・ガブリエル(PHP研究所)<共感>
『ケアの倫理と共感』マイケル・スロート(勁草書房)<共感>
『共感革命』山極 壽一(河出書房新社)<共感>
『かくれた次元』エドワード・T・ホール(みすず書房)<距離>
『場所の現象学』エドワード・レルフ(筑摩書房)<距離>
『空間の経験』イーフー・トゥアン(筑摩書房)<距離>
『友だち幻想』菅野 仁 (筑摩書房)<距離>
『動物裁判』池上 俊一(講談社)<共感/距離>
『未来をつくる言葉』ドミニク・チェン(新潮社)<共感/距離>
『世界はありのままに見ることができない』ドナルド・ホフマン (青土社)<共感/距離>
『目の見えない人は世界をどう見ているのか』伊藤 亜紗 (光文社)<共感/距離>
『生物から見た世界』ユクスキュル/クリサート (岩波書店)<共感/距離>
『奇想天外な目と光のはなし』入倉 隆(雷鳥社)<共感/距離>
また、これまでに読み終わった本も以下に並べる。
『共感』(岩波書店)
『共感の正体』山竹 伸二(河出書房新社)
『反共感論』ポール・ブルーム(白揚社)
『共感という病』永井 陽右(かんき出版)
『良心をもたない人たち』マーサ・スタウト (草思社)
『異常の構造』木村 敏(講談社)