Apple Vision Pro 体験会

やまなか
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縁あってApple Vision Proを体験させていただくことができた。高額な上、日本では未発売で米国に行かなければならない。そこまでする価値があるのか自分では判断ができず先延ばしにしていたが、優しい方々のおかげで触れる機会をいただけて感謝している。

ありきたりな感想ブログのようなことを書いても仕方がないが、簡潔な感想としては、

  • パノラマ、360°Viewが非常に美しい

  • 解像度が高く、非常にリアル

    • 特に、恐竜のデモでティラノサウルスが目の前に迫ってくる臨場感は少なからず恐怖の錯覚を覚えた

  • 空間ビデオのインパクトは少なかった

    • 素材が悪かったのかもしれない

5分程度の時間しかなかったのもあるがそれなりに楽しむことはできた。ガラスルックなUIは言わずもがな、製品としての美しさや性能の完成度には驚きを隠せない。日常遣いするイメージはまだ持てないが、Appleがコンピューティングの歴史を変えようとしているという意見には賛成できる。バッテリーの持続性、デバイスの軽量化などこれから改善される中で大衆向けのモデルも販売されるだろう。iPhoneの発売から一般向けに認知を獲得されるまでおそらく5年ほどはかかったのと同じように、Apple Vision Proも長い年月をかけてじわじわと浸透していくのではないかと推察する。

iOSエンジニアをやってきたことでここに大きなレバレッジをかけられればいいなと感じる。人生でそうそうない一点賭けすべき事象が今目の前にある。やはり、これまでのキャリアを鑑みると、大きな転換、例えば民泊や飲食、をするよりもいわゆるピボットできるチャンスでもある。ここ数年の知見を活かしつつ、新しい挑戦ができるという点においても納得感があるし、これからの成長産業であることに疑う余地はない。今日の体験会においても、実際にアプリを作れる人はいなさそうだったし、作り手としてのチャンスはまだまだ転がっているようにも感じた。今日時点において、TwitterやZennでの投稿がないことに負い目を感じていたが、改めて考えればまだまだ少数だ。さらに言えば、その人たちが、IT業界やその他のすべての業界において認知を獲得するのは不可能だし、そこに一歩踏み込んでも良いのではないだろうか。

人と会うと刺激をもらえるのはいつものことながら、自分に語れるものがなかったのが一番悔しく、恥でもあった。そして、相手にされていない扱いを受けるのも自分の責任であるが故に情けなくも感じた。屋号を持って名刺を作ろう。何をやるかはVision Proだって決めてしまい、他を無視して突き進めばいいのではないだろうか。