引っ越した

やまなか
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人生二度目の東京都目黒区民。目黒区民なのはたまたまで中目黒という街に住んでみたかったから。以前はそれほど利益を享受できていなかったし、駅からも遠くて不便な点んもあった。今回は一人暮らしで住まいを完全に自分で決められることから駅近で、春には桜が窓から見える物件を選んだ。築50年という、人を選ぶ建物で、新耐久基準には見るからに則っていない建物だ。優先事項を憂慮した結果、広さや駅徒歩距離、家賃を優先すると自然に築年数が犠牲となった。全く公開はしていない。ただただ広くて、家具がないせいでもあるが開放感があり満足している。

東京に出てきたのにはいくつか理由はある。一つは人。やはりリモートで仕事をしているとはいえ日中は引きこもっているが、それ以外のタイミングで外に出てコミュニケーションを取るような機会が欲しかった。イベントも多いしミートアップにも積極的に参加したい。地元にいると、往復で約2時間は費やすため、足が遠のきがちだ。また、iOS界隈、もといApple Vision Proの開発に取り組みたいというアイデアがあり、細々と地方でやるよりも、同じ開発者とオフラインで議論を重ね、アウトプットしていくのがより良いかと考えた。

2つ目は自己肯定感。いわゆる子供部屋おじさんと呼ばれるステータスだったのが自分の理想と乖離していて不満が募っていた。エンジニアとして食べていくと決めたからにはそれなりに稼げるのだし、それ以上実家に居を構えている理由はなかった。逆にいうと稼ぎ続けなければならないとも言えるが、背水の陣ではないけれど、自分を追い込まないとパフォーマンスを発揮できないもの既知の事実。家賃と生活費を自分で払ってこそ這い上がる力がみなぎるというものだろう。

最後の理由は出会いの数だ。ぼんやりと結婚について考えていて、まぁ出会う時には出会うと思っているが、実家にいるだけではどうしようもないことは自明だった。地元でマッチングアプリなんて選択肢にはなく、どうすればいいかと考えれば、母数をまずは増やすために大都会・東京が選ばれたのだった。ともあれ、「婚活」をするのではなく、まずは自分が自分に満足のいくような容姿や内面、ステータスを追い求められればと考えている。怠けてきたわけではないが、本気で取り組んでも来なかったなと反省している。30歳ではあるが遅くはないはずだ。そんな活動の中で出会いの幅を増やし結婚というスタートラインに立つ準備をしていく。