閏日

やまなか
·

https://uruudoshi.com/

4年後の自分にメールが届くサービスで1000文字くらい書いていたら502で吹き飛んだので描き直す。

---✂切り取り線✂---

2024年2月29日。4年に一度だからといって一風変わったこともなく、いつもと変わらず仕事をして1日を終えた。iOSエンジニアをやっているけれど、いつまでやるんだとか考えていた時期もある。諦めがついたと言うか踏ん切りがついたと言うかこの専門性を伸ばしもっと尖っていこうと最近思い直せた。やれ音楽だ芸術だ、と目移りをすることもあるけれど、それはそれでまずは趣味としてやりつつ、本業に誇りを持って取り組んでいけたらと思う。

4年前の今頃は何をやっていたかと言うと、留学の準備をしていた。しかし、英語力、予算、コロナなど複合的な要因により先延ばしが決定したタイミングで、カナダに行くことを楽しみにどうにか日々を過ごしていた気がする。海外生活を経て最終的には日本へ帰国しているわけだが、何があったのかを具に思い出すのが難しいくらいたくさんの出来事に遭遇したし、良い出会いもたくさんあった。日本にいるだけでは想像すらできないこともあり、休憩というか疲弊して帰国した部分も無きにしも非ず、思い出を糧に今も暮らしている。

まだ形だけではあるけれど二度目の法人登記をした。4年後この会社は大きくなっているのだろうか。人を雇い、自社サービスを持っているのかもしれないし、受託ビジネスで最先端技術に触れ続けているのかもしれない。縁があれば上場や買収なんてことも夢ではないだろう。とにかく楽しみで、どんなことがあろうとユニークであるがための挑戦を続けていきたい。

最後にスピノザを引用して締めくくろうと思う。

運命とは、受け入れるべきものではない、それは自ら選び創り出すものだ。

これまでの軌跡を振り返ってみるとなるべくしてなったと思っていたが、それらは全て自分の選択の上に成り立つものだった。選択の結果は受け入れなければいけないが、その選択をするのはあくまでも自分であり、より良い結果を生むための選択を諦めないことが生を全うするということなのではないだろうか。ただ時間が流れ暇つぶしのように消費するのではなく、労作を生み出し後世の人々が思考するきっかけを作ることこそが人生の醍醐味といえよう。