無病息災を目標にした矢先、喉をやらかした。2日間続いているし悪化の予感があったので耳鼻咽喉科へ向かうことにした。土曜日で人が多いと思われたが気にするほどではないだろうと、治療院へ赴く。
到着して程なく、発熱の症状について聞かれ、初日はあったが今はない旨を伝えるとその場で体温計を渡された。結果は37度。なんとも言えないが、病院としては大事を取る方向に舵を切り、診察は後回しという対応に。全ての患者の診察が終了した後にということで2時間と聞いていたので近所で暇を潰し、車の中で本を読み、待てど暮らせど連絡はない。3時間経ったところで電話確認してみるとそこからさらに2時間かかるという。痺れを切らし、帰宅してこの文章を書いている。ちなみに熱を測ると36.5度で至って平熱だった。
怒りを感じたポイントは相手の見積もりが甘いこと。そもそも4時間以上かかるなら最初から帰宅する選択肢をとっていただろう。また、他に予約できたクリニックもありそちらに行くこともできたはずが、2時間を信じたがためにタイミングを逃した。
もう一つは、土曜日の午前診療ということで、人が詰めかけているとはいえ、受付を午前中で終了させてもなお外来患者の対応が終わる気配を見せないことである。これほどまで人で溢れかえり、非効率を感じたことは久方ぶりであったため少々戸惑いを感じるとともに憤りを隠し切ることができない。医者の診療が丁寧すぎるのか?病院の対応が遅いのか?街の診療所が足りていないのか?原因は複合的で特定することは難しいだろうけれど、ある種社会における明らかな「不」を感じた。ただ喉が痛いだけであり薬をもらえれば十分なのだがそのための診療を受けることすら認められない。少なくとも視覚化して欲しい。こうした日常のバグを見逃さず、好機と捉えシコ王を止めずに生きていきたい。
診療を受けたからと言って改善することもないだろうし、原因なんて突き止めるのはもってのほかではないかと考えている。流行病を防ぐことは何よりも大事だが、かかってしまったものはどうしようもない。この待つという行為そのものがなぜか耐えることができない。自分ではどうすることもできず、相手の連絡頼りなのが手持ち無沙汰でありヤキモキさせる原因となっている。喉の痛みと咳で休日を潰すにはもったいない時間の使い方だ。健康が最優先であることは変わらないが、やはり有意義な時間の使い方をするにも体の不調が気掛かりだ。