2023年度を締めた。いわゆる1年に一度のビッグイベントであり毎年頭を悩ませていたあいつ。昨年の収支は簡単なもので、なぜなら全く働いていないから。出張費用や勉強代的な経費をつけ、少ない収入を数える。今年はfreeeを導入してみたため、すべでの記帳を電子上で行った。さすがにスムーズで準備万端だ。ついに申告が可能になった段階で、ボタンをいくつか押して終わり。やるべきことを後回しにしてきた人生とはおさらばできるだろうか。
今年は、法人化して税理士に相談しようとも思っている。実際に法人を建てるメリットは少なくとも節税の面であることは理解しているが、それこそ良質な案件を取り続けられるかが唯一のハードルだ。現状のも一年ほどは関われる想定でいるが、自分の首が委ねられている感覚は的を得ている。不況の波をスタートアップ業界で感じ始めており、いつどうやって影響を受けるのかもわからない。業務委託なんて真っ先に切られる対象であり、怯えながら働くなんてまっぴらごめんだ。レイオフを受けた時の衝撃が忘れられないために、就職せず個人でやっていくと決めた。結局、受託開発をすることになっているが戦略上は当面の軍資金を稼ぐという意味で間違っていないはずだ。会社に依存しないという目的も果たせるはずだ。現状に甘んじることなく、対外的に自分と会社を売り込み、受けられないとしても常に案件をもらえるような状況にすることを目標とする。
その一環として応用情報技術者試験を受験することに決めた。エンジニアとして高単価案件をもらうために見えるような資格は信頼の証として価値があると踏んでいる。実務に役立つかどうかは別だけれど、経験年数だけを武器にすることはできず、ポートフォリオがアプリ開発だけになっているので他分野の相談を受けることが難しい。心理的にもコンプレックスを感じていたので、改めてDBやネットワークの知識をつけるとともに、システム開発やマネジメントといった業界のスタンダードを学ぶ良い機会だ。合格したからといってじゃあ御社でとはならないことは明白だが、より自信を持って開発に取り組めるようになるなら安い投資だ。時間とお金を投下し更なる高みを目指していく。同時に、LLMのような開発の勉強や他業界で事業投資ができるような分野も模索していく。そして来年、再来年の確定申告では何十倍もの金額を動かしていけるように精進するのみである。