TUNICの好きなところ(ネタバレあり)

TUNICっていうゲームの話です。ネタバレがあるのでまだ遊んでない方は読まないでください。

TUNICの面白いところと言えば黄金の道だと思うのですが、私はそれを超えるぐらい「アイテムの効果を説明をしない」ところが好きです。

よくアクションの難度が高いという感想をみるんですが、TUNICのアクションは、説明されていないアイテムの効果を推理する必要性をプレイヤーに与えるためにあえて難しくしてあると思っています。アイテムを使わずにクリアできるぐらいアクションがやさしかったら、この経験は生まれないでしょう。(実際開発者の方がどう思って作ったかは知らないけど結果的にそうなってるから好きです)

特にそれを感じさせるのが大聖堂の6連戦で、ここは手持ちのアイテムの効果を考える事を強いるタイミングだと思います。「ステータスは全部減らしておきました!アイテムは使っていいです!考えて!」って言っているようです。やっぱりTUNICは知のゲームですね。TUNICの実況をみるのもここが一番楽しいかも。(アクションがうまい人はアイテムを使わずサクッと終わるんですが…)私のプレイの時には大量の雑魚には爆弾を使う事とか、浮遊している雑魚はMP回復アイテム落とすので積極的に杖で撃って良いとか、まだ効果のわかっていない装備品のビルドを考えるとか、(アクションをうまくなろうとせず)頭を使うのがとても楽しかったです。ここで消費アイテムを使いまくってやろうと決意した時、リスポーン時にアイテムが復活しないことを事前に実験で確認して失敗すれば詰みそうな事がわかったんですが、無事乗り越えられた時の嬉しさは今でも覚えています。

他にも、「攻城兵器の攻撃はアンクレットで移動速度を上げていればかなりよけ易くなる」とか「散弾銃はMPが少しでもあれば1発撃てるのでスカベンジャーの親玉とは真面目に戦わなくて良い」とか「(知ってさえいれば)杖とダガーの同時撃ちがめちゃくちゃ強い」とか、難しいアクションからの逃げ道が用意されてて良くできているなーと思います。

「Bエンドにボス戦がない」事でもその方針を示しているのかなと感じました。(知らんけど)

それでも、アイテムを駆使すると全ての人がクリアできるという難度でも無いので無敵化オプションがあることは良いと思うのですが、TUNICのアクションがほどほどに難しいと感じる人こそTUNICをより楽しめる条件が整っていると感じるので、安易に無敵になってしまう前にちょっと頭を使ってみると楽しいのになーと影で思ってます。

@tabetabe
ゲームの事とか日常の事とかを書きます。