皆がすなる Duolingo というものを私もやっており、ここのところしばらく特にやる気もなく楽しくもなく、連続記録が途切れない程度に惰性でダラダラと続けてきたのだが、最近になってまたにわかに楽しくなってきた。
英語は飛び級しまくってたらコースが一通り終わってしまったので、何か別の言語をやってみようといくつかの言語を試しにやってみたが、今のところ中国語とドイツ語だけが続けられている(……といっても、両方ともまだまだ本当にほんの序の口レベルなのだが)。
ドイツ語は単純に、単語の響きが強そうでカッコよくて内なる厨ニが喜ぶのが良い。ミルクが「ミルヒ」になり、ウォーターが「ヴァッサー」になり、シスターが「シュウェスター」に、サラダが「ザラート」になったりするのは大変良い。
中国語は発音が謎すぎて最初はメゲそうだったが、いやいや続けてるうちにだんだん愉快になってきた。わかってきたぞ……中国語は、ジャッキー・チェンとかになったつもりで発音練習すると楽しい。自分の中の内なる中国人を召喚して、大声でなんちゃって中国語をまくし立てて繰り返し練習するのが楽しくて、気づくと Duolingo を無限にやり続けてしまう。
こうして中国語に少し興味が出てきたところで、中国語のわかりやすい入門テキストとして名高い『新・ゼロからスタート中国語 文法編』を手にとってみた。
ちなみにこの本、4年前にすでに買ってあったのだが一切手をつけず、ずっと家に積んだままだった。4年前も中国語へのやる気が高まる出来事が何かあったのだろうか。全然覚えていない。自分はこういうことがまあよくある。
今までDuolingoでなんとなく雰囲気だけで発音を真似ていたが、本を読んだら中国語の声調と言われる母音のイントネーションは5種類もあることがわかった。「a」だけで「アー⤴」とか「アー⤵」とかのイントネーションが5種類もある!中国語が歌のように美しく聞こえるのは、この声調で音が上がったり下がったりするからなのか。
他にも日本語にはない種類の母音・子音が多くあり、普段あまり出したことない種類の音が多くて難しいが、反復練習しているうちに似た感じの音がだんだん出せるようになってくると、これまた楽しい。
中国語は全てが漢字で構成されているからあの膨大な字を覚えるのも大変だが、文法自体は他の言語と比べるとそんなに複雑ではなさそう。文字だから表現に合わせて活用して形を変えたりもしない。他の言語で言うところの文法に当たるような表現の役割も特定の漢字や単語に割り振られているので、その文字や語順を表現ごとにまるっと覚えることが学習のポイントだとか。
さすが漢字の数が膨大なだけあって、文字が担う仕事の範囲が広いというか……固有の意味や役割を持つオブジェクト(漢字)が、予め膨大な数用意されていて、それを決まった順番で並べるだけで文章ができる……みたいな感じなんだろうか? うまく言えないけど、この圧倒的物量で解決ッ!みたいな感じがちょっと中国っぽくて面白いと思った。
今日もおもち(犬)が引っ張りっこ遊びを無限にやりたがるので、おもちと遊びながら中国語の練習をしたりしていた。大声出して顔の筋肉を使うのでめちゃくちゃ疲れる。わしが疲れ果ててもおもちはまだ遊びたりないようで、遊べ遊べと言ってくる。おもちは小さな体でめちゃ元気です。
そんなこんなで、中国語が楽しい気がしてきたので、中国語のコンテンツにも触れたい。ごくたまに内容が聞き取れることでテンションがアガったりしたい。ちょうど、『三体』の中国版ドラマが U-NEXT で配信スタートしたみたいなので、観るか。原作好きなので楽しみ。