🐲 わしが初めて読んだ村上龍作品は多分『トパーズ』で、10代の自分には怖すぎてエグすぎてひたすらドン引きしたwwうわぁ……何これ……とドン引きしつつもその魅惑的な文章から目が離せなくて一気に最後まで読んでしまったという思い出がある。読み終わった後は大ダメージ受けてしばらく気分が悪かったww『コインロッカー・ベイビーズ』とか『五分後の世界』とか、あのあたりはすごい面白くて夢中になって読んだなあという記憶がある。
氏の作品で、自分が一番ダイレクトに影響受けて、かつとてもシンパシーを感じたのは、エッセイ集『無趣味のススメ』かもしれない。
現在まわりに溢れている「趣味」は、必ずその人が属す共同体の内部にあり、洗練されていて、極めて完全なものだ。考え方や生き方をリアルに考え直し、ときには変えてしまうというようなものではない。だから趣味の世界には、自分を脅かすものがない代わりに、人生を揺るがすような出会いも発見もない。心を震わせ、精神をエクスパンドするような、失望も歓喜も興奮もない。真の達成感や充実感は、多大なコストとリスクと危機感を伴った作業の中にあり、常に失意や絶望と隣り合わせに存在している。 つまり、それらはわたしたちの「仕事」の中にしかない。
万人に賛成される考え方ではないかもしれないし、これが人として幸せな考え方なのかどうかはわからないが、わかってしまう。常に仕事したくないと言いながら、無職を志向しているわしがこれに共感してるのは、そもそも大きな矛盾があるような気がするがw まあでも、今でもこれに割と共感してしまう自分が確かにいる。自分の人生における「仕事」にもこのような重みや緊迫感を見出してしまっているからこそ、自分にとって面白くない仕事はしたくないし、その仕事が生む意味を常に自分に問いたい、そうありたいと思う願望が表裏一体にあるのかもしれない。そういや、この本をよんでウオォ〜いいぞ!って思った当時もわしは無職だったなw
村上龍さん、その生涯をかけて「仕事」とギリギリのエッジで真摯に向き合い続けた作家さんだったんじゃないかなあと思う。ありがとうございました。御冥福をお祈りします🙏
🐕️ 雨だったのでちくわを連れて近所の犬OKタリーズに行った。そこで大きな白いラブラドールのエース君に会った。優しい目をしたエース君は元盲導犬の引退犬だそうで、13歳とのことであった。大型犬の13歳と言ったらかなり長寿のお年寄りだと思うが、一見そうは見えない若々しさで、言われてみれば元盲導犬らしいスマートな身のこなしであった。ちくわは相手の大小問わずワンちゃんが大好きなので近寄っていくのだが、エース君は特にちくわが見えなかったかのように華麗にスルーしていたw 飼い主さんいわく、エース君は小型犬がちょっと苦手とのこと。エース君を引退後引き取ってからしばらくはとても大人しかったが、徐々に甘えるようになってわがままにもなってきたとのことw ずっと長年お仕事をしてきて、優しい飼い主に引き取ってもらえて、やっと普通の家庭犬としてのびのびと過ごせるようになったんだなあと。あの優しい目は誰かの代わりの目としてずっと働いてたんだな。一見若々しく見えるが、飼い主さんとともに車に帰っていく歩き方はやはり老犬で、その後姿がなんというか尊すぎて拝まざるを得なかった🙏