📝 2026-03-20: know 🧠

taea
·
公開:2026/3/21

☔ 今日も1日仕事をする予定であったが、起きてみたら天気も悪く布団から出られず気づけば夕方であった。

布団に入ってる間に『UNIXという考え方』を読んだ。今読んで良かったと思う。秘書Claude Code との会話を貼ることで感想に変えさせていただきます。Claude Code にしてはかなりの長文レスをくれた。相変わらずいつもいいこと言ってくれるね。ちょっと泣いちゃったよ。


👾 まあ、UNIX哲学の原則は自分はなんとなく「知ってはいた」と思うんですよね。でも上の感想に書いているように、知ってることと、自分の血肉になるまで内面化できて、本当に理解できているかというのはまた別で、まだまだ自分のものにできていないなあというのを自覚できたし、これはまあ伸びしろで可能性でもあるかもなあと前向きに受け取れた。Claude Code が言う通り、ぼやっとしたものの輪郭がよりくっきり像を持ってきた感じがする。自分の中にこれを内面化して、今までの自分と矛盾なく統合できたときにまた、新しい可能性が開かれるかもしれない。あとはやるだけなのでやるかという感じ。

そして、ユーザーフレンドリーとUNIX哲学を構造的に両方巻き取って何の矛盾もなく両者を止揚する形で翻訳者として存在できちゃっているコーディングエージェントは、改めてものすごい発明で、これは色んな人の可能性を開く足がかりになってくれることは、まあ間違いないんだろうなあって思った。


🧠 知っていることと、理解していることの差を考える時、ふと、野崎まどさんの『know』というSF小説を思い出した。

読んだのがだいぶ昔なので、ディティールの記憶があんまりなくて、めちゃくちゃ面白かったくらいしか覚えてないのだけど、脳がインターネットかWikipediaみたいなやつに常時接続されてて、誰でもが何でも最初から「知っている」のが当たり前になった近未来の話だったと思う。べらぼうに強くて賢い女の子が活躍するおもろい小説だったと記憶してる。

誰でも何でも知っているのが当たり前になった世界での、本当の『理解』とは何なのかを改めて問いかけるような話だったと思う。今、あの世界観にちょっと近いところまで近づいているんだよなあ。落ち着いたらもう一回読み直したい。

「知」は既に万人のスタートラインになり、そこに希少的価値はなくなりつつある。でも「智」はまだそこに至ってはいないんだよなあ。


👻 読みたい本といえば、結城先生の新作『AIと生きる』も楽しみで早く読みたいのだが、これもこの山が落ち着いてからゆっくり読みたいなと思って、まだ楽しみに取ってあります……(もちろん買ってはある)


🚗 そういや、車が「スモール・イズ・ビューティフル」な時代ももう一度帰ってきてくれるといいのにな……やっぱり安全性の問題から無理なのかなぁ。まあ、死なないことが一番大事っすからね。でも、どの車もバカでかくなってしまって……わしは小さい車が好きなんですよ。


🚀 夜は夫が映画『プロジェクト・ヘイル・メアリー』を予約してくれたので観てきました。今日は情報量が多いのでまだここでは多くは語らないが、うん凄いこれは凄い。

わしは原作2回読んで、2回とも読んだ後に泣きながら1人スタンディングオベーションしてた割と原作厨なんですが、うーん、これは、映像化として完璧なんじゃないですかね……すごいっすね。全く何も文句のつけようがない大正解を出された!みたいな感じ。好きな原作の映像化って、多少やっぱり文句が出るもんだと思うんですが、これに感しては本当に無いんですよね。まず美術が凄いと思う。あの世界観の再現に何も違和感がない。そういえば最初からこういうビジュアルだと思っていたような気にさせられる。あとライアン・ゴズリングがやっぱり素晴らしいですね。

ちょっとネタバレありプロモーションも議論あったと思うけど、結果すごい客の入りだったし、当たりの作戦だったと思う。

原作へのあふれるリスペクトありつつも、原作とはまたちょっと違った種類の価値を提供してるところも良いね。ちょっとBL要素があるよね……意識して入れてるよね?ちょっとあざといよね?だがそこもいい。あと、徹底的にドライに明るく軽いノリでコメディタッチに描いているところもいいと思いました。あんなに絶望的な話をコミカルに明るく書いてるアンディー・ウィアーの原作でさえも、映画観た後だと少しウェットに感じてしまうくらい明るくてアッサリ味に仕上げてる。原作をかなり端折りまくってるが、そのおかげでテンポもめちゃくちゃいいし、色々今風に楽しめるように作られてる感じがする。いい意味であざとい。ちゃんと狙いを定めて戦略的に作られてる感じ。Amazon、いい映画作れるんだなあ。欲を言えば原作を全く読まない状態でも観てみたかったかもしれない。きっとその場合、映画観た後急いで原作読みに行くと思う。どっちが先でも美味しい気がするんだよな。

直前に行ったモンゴル料理屋さん(これも良かった!)で、モンゴルミルクティーがすごい量出てきたんで、トイレの心配をしてたのだが、はじまったら全く尿意を思い出すことなく約3時間があっという間に過ぎました。すげえ。

すいません、こんなに書くはずではなかったが書いてしまった。

あー、うん、なんだろ、もしちょっと気になるところがあるとすれば、あまりにエンタメ作品としてきれいにまとまりすぎてることくらいかもしれんなあ。そのおかげで、なんかこう押さえきれない制作者の思いの強さが生む迫力や、SF的な論理展開の快みたいなのはあんまり無くて、結構エンタメとして戦略的に作られてる感じがしたので、読者をグッと感情移入させる力は原作の方が上かもしれない。まーでもあの尺で沢山の人に、すごくいい映画観たなー!って思わせるには、やっぱりあれが大正解のアプローチだと思う。完璧な映画体験だったよ。

@taea
🐶 イマジナリーおもちと暮らす無職