
最近、中央アジアに俄かに興味を持っており、東京でも本格的なウズベキスタン料理が食べられるお店があると聞いたので、高田馬場のさかえ通りという繁華街にある「サマルカンド・テラス」というお店に行ってきた。とても良かった。ウズベキスタン料理は新しくて美味しかった。
https://maps.app.goo.gl/N5kAxKbGmUHntkKD6?g_st=ic
サマルカンドはウズベキスタンの大きな都市であり、ウズベキスタンは中央アジアの中央部に位置する。シルクロードの交易の中心地であり、さまざまな文化や人種が入り混じった国だという。
お店はモダンなカフェのような入りやすい雰囲気で、サマルカンド出身の店主さんが、東京の人にも気軽にウズベキスタン料理を食べにきてほしいという思いから、インテリアにはコテコテのウズベキスタン感は出さず、今時の東京のお店っぽくスッキリおしゃれにまとめたそうだ。モダンな内装の中でも、ライトや調度品や食器などのところどころに、おそらく現地のものが使われているので、ちょうどいい異国情緒を醸している。ディナータイムだったが、満席で人気店だった。いろんな国の人が楽しんでいるのも印象的だった。
メニューを見ても何しろ知らない料理が並んでいるので、選ぶのも難しい。
どうせ知らないならば、メニューの中でも一番謎ぽいものを選んでみようということで、出てきたものがこちら。

これは「ハリサ」という料理。メニューの写真で見ただけだと謎ばかりだったが、実物を目の前にしても謎だった。麦と牛肉をとろとろになるまで煮込んでペースト状にしたもの。マッシュポテトにコンビーフを混ぜたような味がする。うまい。パンに乗せて食べるとさらにうまい。ホットサンドの具にしたい。

これは「プロフ」というご飯もので、この店の看板メニューで、来るとこれを食べていく人が多いっぽい。プロフ鍋というウズベキスタン特有の大きな土鍋っぽいもの(多分)で炊いた、ウズベキスタン流炊き込みご飯。硬めに炊かれた長粒米にダシが染みてておいしい。肉の油もたっぷり。

これは骨付きラム肉。時間をかけてホロホロに調理されており、骨の付近のコラーゲンなど隅から隅までいただくことができる。オリエンタルなお味で調理されており、目新しい味だがうまい。過去に食べた骨付き肉の中でもかなり上位にランクインしそう₍₍ ε=з ⁾⁾

ひよこまめとラム肉のスープ。これもラム肉がホロホロに煮込んであり、ダシがとれててうまい。ホッとする優しい味がする。ひよこまめ、ひよこまめ良い🐥

ウズベキスタンの信仰の多くはイスラム教なので、宗教上の理由からアルコールは出さないが、その代わりソフトドリンクの種類がかなり充実している。
写真中央は、「アイラン」というサマルカンド風ヨーグルト飲料。甘みはなく酸味があり、またきゅうりやハーブのような細かい野菜が入っていて、完全に初めて飲む飲み物だった。ラッシーみたいな雰囲気を予想してたので最初びっくりしたが、クセになる味。おいしい。例えるなら、フレンチドレッシングをかけ過ぎたサラダの、最後の残り汁を飲んだ時な感じに似ている。そんな事言うとまずそう。わしはあれも好きなのだ。

お茶もいい。紅茶と中国茶の中間みたいな味がして落ち着く。ポットや椀もウズベキスタンの工芸品なのか、模様が入っていて良い。
そんなわけで「サマルカンド・テラス」良かった。どの料理もかなり手間暇かけて調理されていそう。他にもマンティやラグマンなど気になる料理もあり、またケーキなどのスイーツも充実していたので、また行きたい。
🌋 🌋 🌋
# おまけ: 中央アジア諸国について
中央アジア諸国についてますます興味が出てきたが、どんな場所だかあまりよく知らず、中央アジア5カ国について、ざっくりClaude4に聞いてまとめた。比較的観光しやすいのは、ウズベキスタン、カザフスタン、キルギスの3カ国らしい。いつか行ってみたい。

Google Maps より: https://g.co/kgs/sxg3ZXp
🇰🇿 カザフスタン
一番北で一番でかい。ロシアと中国に挟まれている
世界最大の内陸国、資源大国
親日で日本人に似た容貌の人が多い
観光は比較的安全
アルマトイは美しい山岳都市、宇宙都市バイコヌールも有名
🇺🇿 ウズベキスタン
真ん中らへんで他の4カ国全てと国境を有する
シルクロードの中心地、歴史的建造物が豊富
人口最多、綿花の産地として有名
観光に力を入れており、ビザも取りやすい
サマルカンド、ビハラ、ヒヴァなど世界遺産の古都めぐり
インフラも⭕️
🇰🇬 キルギス
山がちで中国寄り
山岳国家、遊牧民の文化が色濃く残る
比較的民主的・親日的
比較的自由で安全
トレッキングが人気
🇹🇯 タジキスタン
一番南東、トルクメニスタンと国境を有する
ペルシャ系民族・ペルシャ系言語
山岳地帯が多い、比較的貧しい
🇹🇲 トルクメニスタン
一番南西、イランと国境有する
非常に閉鎖的な独裁政権
天然ガス資源豊富
ビザ取得が困難で、現地の行動も制限されている。旅行先としてはハードル高め
「地獄の門」と呼ばれる天然ガスのクレーターがある。写真見たらギアガの大穴みたいでかっこいい