おもちの譲渡契約をしに、おもちを連れて少し遠方の保護犬ボランティア協会の事務所に行った。
車を借りて自分で運転していこうかと当初思っていたが、譲渡契約だけでも緊張するので無理せずタクシーで行くことにした。
協会の事務所には、預かりさんはおらず会長お一人で待ってくれていた。事務所は一軒家で、中には犬のためのケージやバリケン、フードや薬などがたくさん置いてあり、さながら野戦病院のようだった。全国から傷ついた犬たちがここに集まってくるのか。
会長はとても話しやすくて大らかないい方だった。ご自宅でも高齢や病気で引き取り手のない犬を常に7〜8匹、看取りでお世話をしているらしい。
契約の話をしている間にも、ひっきりなしに電話がかかってきていた。かわいそうな状況の犬をなんとかして欲しいという連絡が、全国から来るらしい。年末年始は特に保護犬が増えるとのことだった。
どこかで会長のインタビュー記事を読んで、「犬のためなら24時間営業、どこでも行きます」とおっしゃっていたが、あれ本当なんだなと思った。かっこいい。
会長曰く、蓼科のリゾート地では、お金持ちがハスキーやバーニーズマウンテンドッグを捨てていくそうで、先日蓼科で産み捨てられているところを保護した子犬は、顔がハスキーに似ているらしい。あの子達、大きくなるかもねと会長は言ってた。リゾート地にお金持ちが犬を捨てていく問題、銀牙伝説シリーズでも読んだ気がする。
自分もなんらかの形でいつかこの会のお手伝いをしたいと思ったが、事務所近くの市に住んでることがボランティアの要件としてあった気がするので、できないかもしれない。また、おもちは心臓病の再発防止で、興奮を誘発しそうな多頭飼いはNGなので、預かりボランティアとかはできなさそう。もし、何かそのうち縁があればお手伝いできるといいな。寄付はこれからもちょくちょくしていこうと思う。
そんなわけで、既に3週間一緒に過ごしたおもちとついに家族になることができてうれしい。
おもちは行きのタクシーでは出せ出せとばかりにキュンキュン泣いていたが、帰りのタクシーでは慣れたのかコットの中でへそ天で寝ていた。
来週からは、正式譲渡前は連れて行けなかった病院に行ったり、市役所に登録しに行ったりする。
あと、譲渡後は写真公開しても大丈夫ぽいので、貼るぞー🐾
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