「小鳥トコトコ映画祭」結果発表会

ぴよぴよホームズ
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公開:2024/8/4

会場にお集まりの皆さま、お待たせしました。司会のペレット小鳥遊です。第1回「小鳥トコトコ映画祭」の授賞式を始めます!

小鳥がトコトコ歩くのをただ皆で愛でるだけの、世界でもっとも平和な映画祭です。エントリー総数は、なんと29作品!日本全国からさまざまな小鳥と飼い主の皆さまが参加してくれました。コンペティションという性格上、グランプリを決めなくてはならないのですが、どの作品もレベルが高く、また、かわいらしく、審査は難航を極めました。そこで、グランプリは、すべての作品を初見のぴよぴよホームズの御曹司、上村勇人(12歳)に選考してもらうことにしました。真剣に作品を鑑賞しています。

Xもやっていません。「小鳥トコトコ映画祭」の過程も知りません。バイアスや忖度なしで選考しています。ただ、セキセイ、オカメ、コザクラインコ、文鳥に囲まれて育ちましたので小鳥を見る目はあります。それでは、さっそくグランプリ「金の粟穂賞」の発表です。

🥇️金の粟穂賞(グランプリ)

エントリーNo.011 「オカメはつらいよ」 ヴェガヴェガ監督

おめでとうございます🎉️ 栄えある第1回「小鳥トコトコ映画祭」グランプリはヴェガヴェガ監督の「オカメはつらいよ」に決定しました!

「二匹からの圧がズゴイし圧に負けるおかめもかわいい」審査委員長 上村勇人(12歳)

この作品は、小鳥とまったく無縁の生活を送ってきたぴよぴよホームズの白鳥珠子さんも、かわいい!と1位に推していました。仁義なきセキセイとオカメのトコトコ合戦にハラハラさせるインコ任侠モノです。ヴェガヴェガ監督には賞品として、背中インコトートバッグ、インコTシャツ、インコ印、「ぴよぴよホームズ友の会」ダイヤモンド会員を贈呈します。

🥈️銀の粟穂賞

エントリーNo.005「何見てんのよ」 おかぁちゃん監督

おかぁちゃん監督、「銀の粟穂賞」受賞おめでとうございます🎉️

「顔が確かにそう言ってそう」審査委員長 上村勇人(12歳)

タイトルが受賞の大きな要因となりました。密室の中で奥行きを活かした構図が印象的な作品です。最後に箱の中からちょこっと顔を出すのもキュートです。おかぁちゃん監督には賞品としてtoridoriトートバッグ、インコTシャツ、インコ印、「ぴよぴよホームズ友の会」ダイヤモンド会員を贈呈します。

🥉️銅の粟穂賞

エントリーNo.003 「開けゴマ!!」 渚馨監督

渚馨監督、「銅の粟穂賞」受賞おめでとうございます🎉️

「2人で頑張って開けようとしてるのが可愛い」審査委員長 上村勇人(12歳)

セットが素晴らしいですね。時代劇のようです。使い込まれた畳の古びた雰囲気とインコたちの艶やかさが見事に対比されていて、トコトコ歩く姿にも風情を感じる作品です。渚馨監督には賞品としてインコTシャツ、インコ印、「ぴよぴよホームズ友の会」ダイヤモンド会員を贈呈します。


ここからは、「ぴよぴよホームズ賞」「上村朔之助賞」「審査員特別賞」「部門賞」の発表です。それぞれグッとくるトコトコがあり、小鳥の魅力に溢れています。そして、監督たちの小鳥への愛情がひしひしと伝わる作品ばかりです。

🏅️ぴよぴよホームズ賞

エントリーNo.024「カメラ目線のイケメン」あげみ監督

https://x.com/minidesuga/status/1817394855188078787?s=46&t=kkBNRn94s2M_irWno60Qvg

なぜ投稿が埋め込めないのか不明ですが💦️ぜひリンク先を見てもらいたいです。この作品、カメラ奥から手前にトコトコと歩いてきて手に乗り、そこまででも十分かわいいのですが、手のひらの上でクレーンショットのように上空までのぼっていくところが映画的な動きのあるショットで感動しました。あげみ監督には賞品として、インコTシャツと「ぴよぴよホームズ」オリジナルハンカチとインコ印、「ぴよぴよホームズ友の会」プラチナ会員を贈呈します。

🏅️上村朔之助賞

エントリーNo.023「青い布と青い鳥」きーうぃ監督

芸術性を感じる作品です。インコと布が同化する瞬間はまるでマジックを見ているかのよう。トコトコの音も心地よい波打ち際の一場面に夏を感じます。

きーうぃ監督には賞品として、「ぴよぴよホームズ」オリジナルキーホルダーと「ぴよぴよホームズ友の会」プラチナ会員を差し上げます。

🏅️審査員特別賞

エントリーNo.007「プラゴミ問題」ちはる監督

エントリーNo.013「禁じられた遊び」XL文鳥監督

エントリーNo.029「初めての“おいで〜“」ここたろう☆監督

以上3作品が審査員特別賞です。

ちはる監督「プラゴミ問題」。ドキュメンタリーというアプローチが素晴らしかったです。容器の周りをトコトコ回る姿がかわいらしい作品です。

XL文鳥監督「禁じられた遊び」。今回だれもが衝撃を受けた作品だと思います。審査員が違えばグランプリを獲得していた可能性が高いと思います。ドラムとトコトコのグルーヴに引き込まれ、ついつい何度も見てしまう中毒性があります。すでに巨匠の域に達しているので、次回はコンペティションではなく招待作品として依頼したいと思うほどです。

ここたろう☆監督「初めての“おいで〜“」。応募作品の中でもっともエモーショナルな作品だと感じました。「おいで、フータンおいで、フーターン、フーターン⤵️️」と声のテンションが下がってからのフータン振り向きトコトコ、バサッ!感動しました。

「審査員特別賞」の3名には賞品として「ぴよぴよホームズ」オリジナルコースターと「ぴよぴよホームズ友の会」プラチナ会員を贈呈します。


部門賞

🎖️️最優秀美術賞

エントリーNo.001「プールの小冒険」レイル監督

マイペースな主演が、使い込まれた牛乳パックにすっぽり入るまでの冒険がよく表現されています。箱買いのコロナビールも美術として効果的な配置です。

🎖️️最優秀目ヂカラ賞

エントリーNo.002「きゃっっ!!」ちろ監督

ファーストカットのカメラ目線が印象に残ります。一般的にビビりと言われるオカメインコの芯の強さが垣間見える作品です。BGMのテレビの音が生活感を演出しています。

🎖️️最優秀ダンス賞

エントリーNo.004「まてまてスリッパさん」ゆの監督

インコ版ムーンウォーク!このようなシーンが見られるのも小鳥トコトコ映画祭ならではです。異彩を放つ作品で、何度見ても気持ちのよいダンスです。

🎖️️最優秀バディ賞

エントリーNo.006「トコトコ?ピョンピョン」

二羽の文鳥の躍動感に、観客の心も躍ります。まさに文鳥版「あぶない刑事」。このバディにロックオンされたら、だれも逃げ切ることはできないでしょう。

🎖️️最優秀短編賞

エントリーNo.008「ここはどこ?」ひとみん監督

白い衣装が美しくセットに映えています。たった5秒間の短編でも、トコトコを表現できることを証明しました。しっかりとフレームアウトして、作品も完結しています。

🎖️️最優秀衣装賞

エントリーNo.009「てとてとてと」くれきた監督

アキクサインコの美しさに魅了される作品です。最初の数秒、「トコトコするのか!?」と緊張させ、その後「来てくれた!」と緩和するカタルシスがありました。

🎖️️最優秀演技賞

エントリーNo.012「かいぬしのわなげ」ジュスティーヌ監督

既成概念を揺るがすのが映画の魅力の一つであるならば、本作はまさに我々の「輪投げ」に対する思い込みを打ち砕きます。コザクラのパンクな精神がここに表現されています。

🎖️️最優秀主演男優賞

エントリーNo.014「断崖を歩く男」権造おかん監督

オカメインコ版「インディ・ジョーンズ」。ハリソン・フォード顔負けの迫真の演技にハラハラさせられました。カメラがズームして顔のアップで終わるところも完璧です。

🎖️️最優秀視覚効果賞

エントリーNo.015「ドヤ顔」りえ監督

主演のブルーと小道具のイエローの対比が視覚的に鮮やかで、独特な動きも相まって一瞬たりとも見る者を飽きさせない作品です。くるくるが止まるのを待つ姿が名演技でした。

🎖️️最優秀リズム賞

エントリーNo.016「チョンチョン」ちーよん20監督

文鳥のトコトコのリズムが音楽を奏でています。『トントン(休符)トン』。自らの饗宴を祝福するかのような主演の演技は、生きる喜びに満ち溢れています。

🎖️️最優秀ショーストッパー賞

エントリーNo.017「ペレットはどこ?」プチママ監督

全作品の中でもっともトコトコしています。豪華な舞台を所狭しと歩く姿はまさにショーストッパー(拍手喝采でショーが中断するほどの名演技)です。

🎖️️最優秀歌唱賞

エントリーNo.018「カメラに向かって」しおしお♪♪監督

トコトコだけではなく、主演の歌声に聞き惚れてしまうミュージカル映画です。畳を隔てた背景のコントラストも、この作品の生活感のある視覚的な効果を際立たせています。

🎖️️最優秀音響効果賞

エントリーNo.019「ハーイ!読んだよね」まめも監督

人力ミニマルテクノの重厚なリズムに合わせて、ゆったりとトコトコ迫ってくる主役の「キャルッ!」という雄叫び。監督の妖艶な衣装も含めてもっとも圧倒された作品です。

🎖️️最優秀サスペンス賞

エントリーNo.020「足早な帰路」Sunny監督

BGMの効果もあり、短編映画ながらスリリングな展開を見せます。これほど切実なトコトコは他に見られません。人も鳥も抱える普遍的なテーマを扱った作品です。

🎖️️最優秀群舞賞

エントリーNo.021「祭りだ祭りだ!」すじ母監督

唯一の群舞劇です。カオスの中に秩序はあるのか。まるで人間社会を風刺したような監督の俯瞰した冷静な視線が印象に残る作品です。最後は踊っているように見えてきました。

🎖️️最優秀モノクロ映画賞

エントリーNo.022「目覚ましドロップキック〜ちがう、そっちじゃない〜」Y監督

主演の白無垢の衣装と黒地に白の星柄が、まるでアメリカの荒野をトコトコ歩くロードムービーのようです。ラストに飛んだ先には一体何があるのでしょうか。余韻が残ります。

🎖️️最優秀アクション賞

エントリーNo.025「"爆走朔太郎"」想監督

水中をトコトコする派手なアクションと水飛沫の音が、迫力のある力強い作品です。水を使った演出は想監督の真骨頂で、主演が芝居をしている楽しさが伝わってきます。

🎖️️最優秀前衛作品賞

エントリーNo.026「おとしもの」しまこ監督

上映時間4秒の超短編ですが、詩情豊かな作品です。ほぼトコトコしていませんが、それが逆にトコトコを印象づけています。前衛的でありながら、観客を突き放していません。

🎖️️最優秀演出賞

エントリーNo.027「立入禁止🐥🚧」ちいまめ監督

監督の演出が光る作品です。小道具ひとつで物語がこれほど広がりを見せることに驚きました。手前から奥に主演がトコトコするのも新鮮な演出で、工夫が見られます。

🎖️️最優秀パフォーマンス賞

エントリーNo.028「ペンが好き🩷️」ぴのまま監督

ペンと格闘しているようでもあり、遊んでいるようでもあり、多層的に楽しめる作品です。後ろにいる家族の手の演技も良く、温かなホームドラマにも見えました。

🎖️️最優秀照明効果賞

エントリーNo.030「ワキバラ洞窟探検」サガー監督

闇と光の使い方が効果的な作品です。不安そうな顔で洞窟を探検する主人公。ようやく抜け出し、光を浴びて精悍な顔つきで周りを見渡すラストカットが感動的です。

部門賞を受賞された監督の皆さんには、賞品として #妄想賃貸物件の未公開物件と「ぴよぴよホームズ友の会」ゴールド会員を差し上げます。おめでとうございます🎉️

閉会の言葉

以上で授賞式は終わります。多くの人に参加していただいたおかげで、盛況のうちに幕を閉じることができました。監督の皆さま、役者の小鳥たち、リポストやいいねで協力してくれたフォロワーの皆さまに感謝いたします。ぜひ、回を重ねて世界的な映画祭に育てていきたいと思っています。次回もぜひご参加いただければ幸いです。

各賞はオフィシャルなものですので、プロフィール欄や履歴書、自己紹介などに活用していただければと思います。また、ハッシュタグ #小鳥トコトコ映画祭 で感想などを投稿してもらえれば嬉しいです。

今後も皆さんが気軽に参加できて楽しめるコンテストを企画していきますので、よろしくお願いいたします。ありがとうございました!

最後に宣伝です。ぴよぴよホームズの公式アパレルショップをユニクロのオンラインサイトにてオープンしました。人気の #妄想賃貸物件 がTシャツやトートバッグにデザインされています。一定期間売れないとそのアイテムは自動的に削除されるという「カイジ」みたいな冷徹なシステムになっています。お気に入りのアイテムがございましたら、早めにお買い求めいただくことをおすすめします🐤️

ここまで、司会のペレット小鳥遊がお送りしてきました。

Lovebird&Peace!! 小鳥と平和に暮らせる世界でありますように✌️️

@tai
上村朔之介(うえむら さくのすけ)…1975年生まれ。兵庫県芦屋市出身。日本大学芸術学部中退。映像ディレクター、小鳥ものづくり集団「pico」、専業主夫などを経て、「ぴよぴよホームズ」を設立。小鳥物件の譲渡のほか、ぴよぴよレコード、ぴよぴよ喫茶店、ぴよぴよ洋服店などの事業を展開中。インコ歌人、詰将棋作家、ボウラーとしても活動中。X→ @taikichiro