30歳を超えてから、人からお金を貸して欲しいと相談を受けることが増えたんよ。で、困っている人になんとかしたいって思っちゃって、とにかく個人で貸し続けてた。場合によっては、会社からお金を借りて貸したりもしてた。
多くの場合は返ってくるんだけど、ある時、当時のパパからすると結構な額が返金されないことが起きた。それが凄くショックでね。
よくよく考えたら、個人でお金を貸すことで得られる金銭的メリットってあまりなくて、返済されないリスクを考えると、本来断った方がいい。
ただ、助けたいっていう思いがあって、貸すべきかどうか悩んだら、パパが作った3つのルールを参考にしてみてね。
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ひとつめは、相手から提示された額を貸そうとしないこと。
「困っているからいつまでにいくら貸して欲しい」と言われると、どうしてもその額を貸すためにどうするかを考えてしまうもの。ただ、それはやめよう。
重要なのは、もし返金されなくても、「自分の生活の豊かさが担保できるかどうか」を考えて、きちんと貸す額をこちら側が決めること。
パパ、困ってた人に当時の全てのお金貸しちゃって、返金がなくて、生活まじどうしよう...ってなった。そうするとね、精神病んじゃうし、相手を嫌いになっちゃうし、善意ある行為をしたのになんでつらい思いをしないといけないの...となる。そういうネガティブな気持ちは、仕事にも、プライベートにも影響が出るもの。
だから、相手からいくら貸して欲しいと言われても、一度立ち止まって。返ってこなくても、自分の生活の豊かさを担保できる額を考えて、その額しか貸さないように。
ふたつめは、返済がされなくても、笑って飲める人にしか貸さないこと
どんなことでも、助けられる人って限られるもの。だから、困っている人全員を助けられるわけじゃない。選ばないといけない。
じゃあどうやって選ぶってなったら、「自己破産されてお金が返ってこないことが確定した。それでもその人と笑って飲めますか?」って質問を自分に質問したらいい。
飲めないとなったら、そこまで大した人じゃない。飲めるなら、本当にその人を思っている証拠だよ。パパは、そういう人にしか貸さないようにした。
みっつめは、金の貸し借りに上下関係を作らないこと
お金を貸す話をずっとしてるけど、これってパパがお金に余裕があるタイミングなだけなんよ。人生って続くから、いい時もわるい時もあるもので。だから、「困ったときは、お互い様」だと思ってる。
自分が大切だと思った人が困っている時に手を差し伸べられて、自分が困っている時に手を差し伸べてもらえたら、それって価値があることだと思う。だから、お金を貸す、貸してもらうに上下関係はないし、作らない方がいい。
でも、どうしても、それぞれの立場が生まれてしまうことがあった。それがとても嫌でね。そうならないように、お金を貸す時に約束するようにしてる。
「お金を貸す条件は、立場関係なく、これまで通りのお付き合いで居続けること」
これだけ。それだけで、立場はなくなり、これまで通りの関係を築ける。添えるように「困ったときは助けてね」とパパは言ってるけど(笑)
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以上、3つのルールです。
普通にお金は貸さない方がいいです。ただ、育み続けるべきは心であり、もし迷った時に、参考にしてくださいね。
36歳9ヶ月23日