あいみょんは曲を400くらいストックしている

taka3
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らしい。

記事URL: https://mdpr.jp/news/detail/2202599

それをゆる言語学ラジオで知った。

私はあいみょんが好きで自己紹介でよく触れる。いいところついてくる歌詞ばかりなんだよなあ。あいみょんが好きな理由の1つを言語化してて、さすがゆる言語学ラジオ!。以下の抜粋は動画の40:18〜

  • あいみょんの歌は普遍性がある。それは書いた後に寝かせているから。

  • あいみょんの歌は、時世のはやり廃りに左右されなかったり、たまたま先取りしているように見える。

  • あいみょんの歌は普遍性を獲得した古典みたいなもの。

  • その時々の人々がその時々の情勢に照らし合わせて読めるような仕掛けに図らずともそうなっている。

粗くても、まずは思いのままに書き残し、寝かせる。しばらく時間が経って読み返す。ほとんどが「微妙やな」「恥ずかし」「全然まとまってないやん」ってなる。けど、ごくたまに「お! 芯食ってるな」と思う文章がある。ちょちょっと書き直したら納得できるものが完成する。初稿を書いた数年前、読み返したときはもちろん、大抵の場合、数年後に読んでも「いいっすね」となる。

私が一旦寝かせる思想を持つようになったのは、外山滋比古『思考の整理学』。高校生ときに読んで洗脳レベルで影響を受けていることを最近再認識した。実際に「寝かせる」の章があり、他にも「醗酵」「忘却のさまざま」「つんどく法」など類似したテーマの章、あと「一晩寝て考える」「見つめる鍋は煮えない」といった言葉も印象的である。『思考の整理学』で個人的に刺さっている考え方の1つを要約すると「普遍的で洗練されたものを生み出すには、素材をストックしまくることと時間をおくことが大事」である。文章を書くとき、企画を考えるとき、プレゼンを考えるときなどに生きている。仕事にも応用できそうと最近気づいた。

『思考の整理学』自体も以下の出版社コメントからも分かるように普遍的で洗練された本だと私は自信を持って言える。

『思考の整理学』は1983年に刊行、1986年に文庫化した学術エッセイです。自分の頭で考え、アイディアを軽やかに離陸させ、思考をのびのびと飛行させる方法とは? 広い視野とシャープな論理で知られる著者が分かりやすく読みやすく提示します。歴代の東大生・京大生が根強く支持する、時代を超えた不朽のバイブル! 刊行から37年、読まれ続けて驚異の128刷・270万部突破!!

※ 「歴代の東大生・京大生が根強く支持する」がマーケティングしてきている感じがして、蛇足でもったいないといつも思う。そんなマーケ用語は不要なくらい、多くの人に刺さる内容なんじゃないかなと思っている。

以上です。「寝かせる」は静的だったが、動的なものもあるので、どこかでまとめて出してみようかな。

p.s. この文章は寝かせていません。今日の思いつきです。

@taka3
最近は東京巡りブログと化しています。