見えないことを見ようとすること

Takafumi Hattori
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自分から見えている世界が全てでは無い。人それぞれ、それまで生きてきた人生によって価値観が形成される。自分がなぜ?と思う他者の行動があったとしても、相手からしたらその行動を取ることが当たり前なのかもしれない。

こと仕事においては相手の立場によって情報の非対称性も生まれる。一般社員とマネージャーの情報量は異なるし、マネージャーと経営陣でも情報量は異なる。

情報量が異なり、立場が変われば、意思決定も変わる。

従業員が会社の方針に不満があったとしても、自分の知らない様々な情報、株主とのやり取りなど、様々な事象を踏まえ全体最適を考えたら、不満を抱いた人も実は同じ意思決定をするかもしれない。

自分と意見が異なることや、何であの人はそんな振る舞いをするんだと思うことがあったとしても、実はその人なりの理由があるのかもしれない。

自分の視界から見えているものだけで判断せず、見えていないものまで想像すること。昔、上司に言われてからずっと大切にしている。

そうした意識を持つだけでも、人に優しくなれたり、イライラすることが減るはずだ。