和牛さんが解散するというニュースを、つい昨日知った。
解散の噂は前々からあったので、個人的には「本当だったんだ…」と感じる。
これは初めて話すと思うが、和牛さんは私の芸人人生に深く関わっている方だった。
私の最初の相方さん(noteではAさんと記載している方)が、和牛さんの大ファンだったのだ。特に水田さんが好きだった。
もちもちフレンチ時代の私は、芸人さんを片手で数えられる程度にしか知らない。その環境において相方さんの好きな和牛さんのお笑いは、大変貴重な情報だったのだ。全く知らないお笑い。ボケが話すお笑い。頭を叩かないお笑い。合体しないお笑い。私の嗜好とは違うのが、逆に心地よかった。
Aさんと音信不通になった時、水田さんの写真を送って何とか気を引こうとした時期もあった。和牛さんのネタみたいなネタを書けば振り向いてもらえると思って、沢山動画も見た。お笑い好きで繋がったはずの関係が、いつの間にか私がAさんに必死に媚びて繋ぎ止める関係になっていた。
もちフレ時代の記憶は、未だに私に取り憑き離れない。未だに何がいけなかったのかを考える日がある。未だにあの時の選択を責める自分がいる。未だに音信不通・解散の恐怖に襲われる。
思い出の多くを占めていた存在、あの和牛さんが解散。もちもちフレンチが活動をしていたのはもう1年半以上前だ。確実に時は流れている。いい加減、最初の相方さんの呪縛から解放されたい。
ニュースを受けて、時の流れを痛感した。