僕はよくX(旧Twitter)を見ている。
今にも小雨が降りそうな曇天の中、カフェに入りドリンクを注文した。
店員さんがドリンクの準備をしている間にスマホを取り出し、徐にXを起動してタイムラインをスクロールしていると、興味を引くショート動画があり、それを視聴した。
ドリンクが出来上がりテーブルで作業していると、ふと横の人のスマホ画面が目に入る。
そこには、僕が数分前にXで見ていた動画と同じ動画が映っていた。
昨今のサービスは、パーソナライズされているのが当たり前となっている。
それは本当に「あなた」にパーソナライズされているのだろうか?
自分が自分のタイムラインを見ているだけでは気づかないが、あなたの隣の人も、まったく同じコンテンツを消費しているかもしれない。
コンテンツで溢れかえっている世の中で、別のサービスを使っていても同じコンテンツにたどり着く。
一人一人に寄り添った体験を与えようとしているが、実は人類皆同じコンテンツを消費しているかも?
そう考えると、テレビしかなかった時代と大差ないのかもなぁ、などと思うなどした。
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徐々に脳みそを堕落させ、来たる時に備えて、もしくは想像する最悪の未来が訪れないように、大きな闇の力が人類の脳をコントロールしているのかもしれない(?)