不安と共存し、変化を受け入れてみるということ

takavamos
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お風呂上がりで暑い。ティッシュで汗を拭きながら、最近1人でしてないことに気づく。これはいいのか、悪いのか。性欲に翻弄されるのも辛いが、ないのもないで不思議な感じがして気持ち悪い。もう26時。早く寝ないといけないが、今日会ったことを書き留めておきたい。

D×Pのアルバイトのこと。1次面接を通過した。まだ現場同行と2次面接が残っているから、働けるかどうかなんとも言えないところではあるけれど、あれだけ話してダメだったら本当に縁がなかったんだな、と思っていたので通過したことが素直に嬉しい。とりあえず、向き不向きはわからないけど、D×Pで働いてみたい。ただ1つ懸念点は、やはりあの人の存在。意識せずにはいられない。きっと面接も余裕で通過しているだろう。容姿も良くて、なんだか妖艶で、人当たりも良くて、あの人のことを嫌いになる人はいないだろう。対人支援という意味では、僕よりもずっと向いている気がする。それにギラギラしている。貧困やそれに近しい領域で独立したいという気持ちが、どうしても自分のライバル意識に火をつける。モヤモヤせずにはいられない。しかもお酒を2杯飲んでからボランティアに余裕で参加してしまうような人だ。正直、こっちは本気でやってるのにそんなテンションで来ないでほしいと思いつつ、内心は彼女独特の価値観というか判断基準が世間で通用していることが妬ましい。トータルで見ると、やはり彼女に嫉妬に近い感情を抱いているのだと思う。そんな人と一緒に自分は心地よく働けるのだろうか。

そんなことを充電器を取りに行ったついでにゆうきに話してみた。最初はいつも通りの脳筋アドバイスで「居心地悪いなら自分で作ってしまえばいい」とかカッコつけてたけど、お前こっちの努力のおかげでフットサル成り立ってること忘れんな!と内心思っていた、が、言わなかった。自分から相談しておいてなんだが、お前それは言いすぎやろみたいなところが彼にはあって、そこではイラッとはするんだけど、今こうやって日記を書きながら振り返ると、まあいつものパターンだなと思う。あと、こっちの言ってることを深く聞かずにすぐにアドバイスしてくるから、たぶん言いたいこと伝わってなくて、それは相談する側として「そういうことじゃなくて…」と修正しなければいけない。ただどういう話の流れかは忘れたけど、最後に言われた「モヤモヤしていても、そういう未知の環境の変化は結果はどうであれいずれいい経験だったな、と思える日が必ず来る」と言われて妙に納得してしまった。実際、ライバルが入ってくるという経験が自分にはなくて、そういう未知の状況に不安を感じている。ただこれまでの27年間を振り返って「もう2度とこんなことしない!」と誓ったことはあったけど、トライしてみたこと自体に後悔はしてないし、そこからなんだかんだ学習している。だから今回もきっと「いい経験になる」と信じる以外道はないのだと思う。

ハヤカワ五味さんがパニック障害について語っていた記事で印象的だったのが「時間を信じられるようになってからだいぶ楽になった」という言葉だった。これは今日ゆうきが言ったことと重なるものがある。時の流れや、未来の不透明さを、そのままにして、流され、変化を受け入れ、最後はどうにでもなると信じられる力。それは世の中的にいうとおそらく「マインドフルネス」だと思うんだけど、自分でもこれをどうやって会得したのかはわからない。実際、会得し切ったかと言われると微妙なところもあるし、モヤモヤをはっきりさせたい!というすぐに解決策を求めようする姿勢も変わっていなくはないが、昔に比べるとモヤモヤを「観察する」ことができるようにはなったなと思う。おそらくではあるが、ある程度今いる環境が自分で安全だと思えているからこそ、未知の不安や恐怖に対応できる心の余裕があるのかもしれない。例えば昔Yさんと付き合っていた頃は、何か相手の態度が怪訝そうになると不安で不安で仕方なくて、ずっといてもたってもいられなかった。1週間ろくに連絡が取れなくて、ずっと怖かった。思えば、経済的にも、家庭環境的にも、居住環境的にも、不健全な要素が多かった。何か一つでもいい。その人がホッとしたり、安心できる環境が整えられれば、人は未知の恐怖に立ち向かうことができるんだろうなと感じる1日だった。それが1人に支えられるのではなく(恋人だけとか)何人かに見守られている感覚を持てるといい。「依存先を増やせ」というのは、目的が手段化していてあまり耳障りのいい言葉ではないが、おそらく詰まるところ一緒のことを言ってそうだ。

いろんな人からの愛を感じる、見守られると実感できる。歳を重ねても、そういう実感ができれば人は幸せに死んでいけるのかもしれない。