馬田さんの有名な本。元スライドはチェックしていたので読んでいなかったのだけど、改めて読んでみた。起業やプロダクト開発に関わる人にとって、読んでおいて良い本。(元スライドはこちら。元スライド読むだけでも十分な情報量であり、馬田さんの心意気が表れている)
内容は、起業・プロダクト開発の文脈において思考・理解の解像度を上げるためにはどうするかというもの。顧客・市場・競合といった要素について特にどうすべきかが述べられている。ここらへんは把握済みの内容であったため斜め読み。こういう知識が揃ったチームでプロダクト開発できると強いと思う。思い込みの顧客理解で進んだプロダクト開発、そして書かれてしまったコードがサンクコストとして意思決定も開発スピードも落とすというよくある話はもう繰り返したくないし、この書籍が示す知識が共有されれば回避できる。
参考にしたい点がいくつかあった。例えば、理解度を上げるために、アウトプットをせよ、と。曰く、
重要なので何度も言いますが、書きましょう。書きましょう。とにかく書きましょう。
頑張りたいと思います。
最後のコラムが良かった。
事業ではなく、個人の人生というレベルでも、未来の視座に立つことはできます。
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未来の自分はどういう感情を持って日々を生きていたいのかを考えて、そのために今何をすればよいのかを考えてみるのです。
自分の未来の理想像と今とのギャップを把握し、その課題に対する解像度を高める。やっていきたい。
終わりにの章の中であげられていた特に参考にしたという参考書籍群がとても良さそうだったので、次に読んでみたいと思う。