目的
相対的幸福のキツさに気がついた
人生における幸福の概念のヒントを得て、モチベーションの源泉を見直したい
TL;DR
私心のない興味を持ち、困難に備える
無意識を意識でコントロールする
考えても無駄なことは考えない
成長と進捗をメタ認知することが幸福の要素
幸福と不幸はセット
他人はあなたに興味ないから自由にやれ
没頭が幸せの源泉
要約
不幸の原因
ナルシズム
誇大妄想
罪人
競争
人々が恐れるのは、人生ゲームの競争に敗北する事。つまり、人より資産額を下回る事を恐れている。
退屈と興奮
興奮(快楽、幸福)には退屈が必須。
なぜなら、緩急のない幸福は幸福のインフレを引き起こすから。
幸福を感じるには、一定の退屈に耐えなければならない。
妬み
人は他者と比較し、その不公平さに不満を漏らす。また、他者と自分との差分に嘆く。
このことへの対処法は、無駄な事を考えないように訓練し、精神を成熟させる事。
つまり他者比較ではなく、過去の自分との比較を習慣とすること。
被害妄想
3つの教訓
あなたの動機はエゴに基づく
自身を過大評価するな
他人はあなたを見ていない
世評への恐怖
世評とは、因習的な道徳やルール。これに従うと、伝統によって思考が自動化され自身の考えが消え失せる。自我を持っていても発すると批判の対象になるため、隠す。よって体力を消耗してしまう。
世評に関心を向けると、イノベーションは起こせない
世評に従わない自分をブランディングすることで、生きやすくなる
無理にマッチしないコミュニティに属す必要はない。
世評への無関心が幸福になるための要素
幸福をもたらすもの
熱意
外界への強い興味と熱意、没頭は幸福を増大する
愛情
自立すること、すなわち依存先を大量に持ち、心理的安全性を確保すること
愛情は以下の2種類ある
平穏な日常の中の愛情
恐怖による愛情
前者は称賛されるが後者はされない
なぜなら、恐怖による愛情は不本意な愛であり、消去法によって成り立つ脆い愛だからである。
なので、真の愛情を手に入れるには、自身が自立した上で、成り立つ相互的な関係である。
仕事
成長と漸進を自覚すること
仕事を面白くする要素は以下の2つ
技術を行使すること
その上で、以下の2つを満たすと尚仕事は面白くなる
無限に技術を磨けるもの
他に転用できるもの
総じて、自身の漸進を絶えず実感でき、かつその成長が事業に貢献しているという感覚がしあわせを生む
建設的であること
結果が観測可能で、なおかつアップデート可能であるものは大きな幸せを生む。
具体的な成果物がなければ、人間は前進を認知しづらい
私心のない興味
利益を顧みない、純粋な興味や趣味
これが必要な理由は、どうしようもない悲しみに苛まれた際にそれを耐え凌ぐため。
激しい悲しみや疲れの末無気力に襲われたら、どんな人でも合理的な判断が下せない
なので、私心のない興味に脳のチャンネルを切り替えることで、正常な思考を取り戻す。
メモ
快楽は努力と創意工夫の先にあるべき
退屈と興奮のバランス
どちらかが多すぎたら疲れてしまう
心配を脱するには、心配を直視し熟考すること。
アクション
私心のない興味を探す