目的
死に対する捉え方を学ぶ
死を生の糧にするための考え方を学ぶ
TL;DR
死を強く意識することで相対的に生が強まる
自己の成長には高慢さが不可欠
諫言は相手を最大限の配慮のもと行う
要約
修行には重い責任と覚悟が必要
なぜなら、重要性が認知できないことは脳に定着せず、身につきづらいから。「自分一人でやり遂げる」と覚悟を持つことで初めて何かしらを会得できる。高慢な態度は避けるべきだが内に秘める高慢はあり
今がいざという時
いつか、いざという時は実力を発揮すると考えている人は一生花開かない。なぜなら、今がいざだから。またいつ死ぬかわからないのに必要以上に未来に託しちゃだめ
人生は歯医者の椅子に坐っているようなものだ。 さあこれからが本番だ、と思っているうちに終ってしまう 。
高慢と非を知ることの中庸を取る
非を知らねば成長はない。一方で過剰な謙遜は自分自信へのハードルを下げる。なので、自己評価は高慢でありつつ、積極的に非を認めるような精神を両立しなければならない。
まず初めに相手の求めることを把握する
忠義心は大事だが、相手の目的に則さない忠義は害悪。なので、まずは俯瞰的に状況を判断し、関心の在所を把握する。そのうえで精一杯忠義を尽くすことが真に有益なこととなる。なにごともまずは概観して方向性と致命的な欠陥を認識してから具体的な方策を立てなければならない
立身するには他者に嫌われたらアウト
優秀でも鼻につく人は他者からの圧力によって潰されうる。正しさや有能さのみでは立身できない。謙虚さと実績の誇示をバランス良く行うべき
忠義に見返りを求めないこと
なぜなら、求めていた見返りがなかった場合、自己の忠義心が薄れていくから。忠義心が薄れることに因って、無関係の他者に対する忠義の精神も弱まる。その結果として不忠な人間性が確立してしまう。なので、初めから見返りを求めず、ただ与えるだけで良い。いつかはそれが実るし、やらないよりかはマシ。ただ、明らかにヤバイ奴は避けたほうが良さそう
仮想ロールモデルを構築する
近くに手本がいない場合は、色んな人のいい部分を併せ持ったキメラ人間を想像上で構築する。なので、人を単体で評価するのではなく良い悪いの両面をみて評価する事を心がける
すぐ分かることの価値は低い
分からない事を考え続けることこそ至高。例えば火は熱いとかは理解しやすいが当たり前過ぎて考えるに及ばない。これと同じですぐに理解できる自明なことは考えてもしょうがない。むしろ答えの出しづらいことから逃げずに時間を費やすことが大事なのかも
克己 潮満ちれば、船高し
苦労するに越したことはない。苦労の中で参ってしまうようなものは、なんの役にも立たない
ほんとに、色んな人が言ってる。宮崎駿も岡本太郎もフランクルも。苦労そのものを避けてしまわないように下の句には注意したい。
メモ
過去の蓄積を大事にする
七息思案
智仁勇
芸に秀でる者は多芸に通ず
アクションプラン
自身を卑下する言動は控える。謙遜も時と場合で使いこなす
2度断ってそれでも施してくれるようだったら、受け入れる
諫言は人目につかないところで行う(人に恥をかかせない)
本気で忠節を尽くしてみる