目的
人生が窮地に立たされた時のモチベーションは何なのかを知る
TL;DR
未来に対する希望が今を生きる最大の糧になる
苦悩に意義を見出すことで、苦悩は苦悩ではなくなる
メモ
天使は永久の栄光をかぎりない愛のまなざしに とらえているがゆえに至福である p61
栄光は愛に根ざしており、それは永久に不滅であるという意味?
われを汝の心におきて印のごとくせよ、其は愛は強くして死の如くなればなり p61
外面的困難を内面にとっての試練とする p121
未来への希望が生のモチベーションになる
フランクルは収容所内の惨状を心理学観点から社会に伝えることを想像し、収容期間はそのために必要なものだと捉えた。 一方で、未来に目的も希望もない被収容者はせん妄の末に息絶えた。どんな状況でも自分の未来につながっていることを自覚することがとても大切。
生の意義は自分に与えられた試練に責任を持って対処すること
人生とは、運命がもたらす時時刻々の具体的な事柄に責任を持って応えること。言葉を弄するのではなく行動で示す。外的要因に「君はどうする?」と問いかけられ、それに対応する義務が生きるということ。その結果が死だとしてもそれが生きるということ。どうしようもない絶望に見合われたとしても、それを生きる意義とする発送の転換は収容所を経験したからこその考えな気がする
わたしたちが生きることからなにを期待するかではなく、むしろひたすら、生きることがわたしたちからなにを期待しているかが問題なのだ p129
苦悩に意味づけをする
苦悩に意義を見出すことができればそれは苦悩ではなくなる。苦悩は現在の自分による自己犠牲であり未来の自分と自分の家族の恩人である。苦悩を内面にとっての試練と捉えることで未来の自分を助けるのだ。苦悩は点としてみたら自己の犠牲だが、線や面としてみたら幸福そのものである。
犠牲としてのこよなく深い意味に満たされていた。 p140
参考
p109 精神の自由 からが特に面白い
この状況は私たちに何を問うているのか(「夜と霧」) | きのう、なに読んだ?|篠田真貴子| エール |『LISTEN』監訳