買った理由
普段はNikon Z5IIにNikkor Z 40mm f/2を付けて、子供の記録撮影をしています。Autoモードでバシバシ撮るスタイルです。
40mm f/2で不満だったのが、暗所での明るさ不足と周辺減光。もっと明るいレンズが欲しくなって、f/1.4クラスを探し始めました。
候補はNikkor Z 35mm f/1.4とSirui 35mm f/1.4 Aurora。
正直Nikkorと迷ったんですが、中古価格で約2万円の差があり、Siruiに決めました。「解像する」という評判も後押しになっています。
期待と現実のギャップ
最初に撮りに行ったのは鉄道博物館。なかなか暗い環境です。
f/1.4の明るさは確かに体感できます。すんごく明るい。
ただ、動き回る子供相手だとシャッタースピードを上げざるを得なくて、SS 1/250あたりで撮ることになります。
そうなると思ったよりISO感度が必要で、「f/1.4なら暗所でも余裕」というイメージほど万能ではありませんでした。
被写界深度も想像以上に浅いです。
子供みたいに動く被写体だと、めっちゃピントがずれる。
解像力が高いという前評判でしたが、正直そこはまだ自分の腕では判断しきれていません。
f/1.8〜f/2くらいが常用の明るさとしてはちょうどいいバランスなんだな、と勉強になりました。
一番の壁:Autoモードが使えない
ここが最大のハマりポイントでした。
Nikkorのレンズなら、カメラのAuto(緑のやつ)に設定すればだいたいいい感じに撮れます。
ところがSiruiのこのレンズだと、Autoモードで絞りがf/2.8未満にならない。せっかくのf/1.4が活かせません。
じゃあPモードにすればいいかというと、f/1.4にはなるものの、なぜかSSが1/40あたりまで落ちてブレまくる。
AIに聞いてみたら「カメラ側がサードパーティレンズのAutoでの処理が苦手」とのこと。そんなもんですかね。
※文末に追記あり
結局たどり着いたのが、こういう運用です。
シャッタースピード優先モード(Sモード)に設定
絞りはレンズ側でf/1.4に固定
ISOはオート
ほぼマニュアル運用。ここまでやって、ようやくブレない子供の写真が撮れるようになりました。
何も考えずAutoでバシバシ撮りたいだけの自分にとって、この工程はなかなかしんどかったです。
正直、前半は「売っぱらってNikkor買い直そうかな」と思っていました。少し金を出して純正にしておけばよかったかな、という気持ちは今もあります。
それでも買ってよかったかなーと。
設定が決まった後の写真はどれもだいたいいい感じなんですよね。暗所でもある程度しっかり撮れていますし、f/1.4レンズを買ったこと自体にはとても満足しています。
35mmの画角もワイドめで、自分の視野に近い印象がありとても良いです。40mmからの乗り換えでもすぐ馴染みました。元々の課題だった周辺減光も特に感じないし、重さも大して気になりません。
カメラの仕組みへの理解が深まったという意味でも、良い経験になりました。今はもう少し使い込んでみようかなという気持ちでいます。
まとめ
性能は必要十分で、楽しいレンズです。

「安く明るいレンズが欲しい、でも設定は自分でいじれる」という人には選択肢になります。逆にAutoで気軽に撮りたいなら、素直に純正Nikkorを買うのが幸せだと思います。
追記。
Autoが変だった理由が分かった。サイレントモードをONにしてて、そうするとメカシャッターじゃなくて電子シャッターになる。で、レンズの特性なのか明るすぎるからなのか、F/1.4まで明るくするとフリッカー模様が出がちになるっぽい。なので暗めでシャッタースピード遅くすることでそれを回避するような動きをカメラ側がしてたぽい。すごい。
サイレントモードをオフってメカシャッターにたらAutoでF/1.4で、そこそこシャッタースピード出してくれるようになった。やったぜ。
なので評価が一転して、適当にパシャパシャ明るく撮れて軽くて周辺減光が気にならなくて安い良いレンズ扱いになった。やったぜ。