何で鶏ガラじゃないんだよ!!!!!
あんなに鳥個性推してるヒーローが出したラーメン屋なら普通鶏ガラスープだろ!!!客みんなえっ…?て顔でメニュー見てたぞ!!!!!
確かに福岡は豚骨が主流だ、それはわかる。でもその中に鶏ガラで飛び込みに行ったんじゃないのかよ!!!!!
完全に鶏白湯ラーメンの口になってた俺、濃厚とんこつラーメンオンリーのメニューの前で固まっちゃったよ。
それでもここまで来たんだし、仕方なくホークス特製濃厚とんこつラーメン(1000円)を注文。トップヒーローのネームバリュー価格でもう少し高いかと思ったが、そこは普通の値段設定に落ち着いたか。
注文後、驚きのスピードでラーメンが到着。思わず早いなと呟くと、持ってきた店員が「速すぎる男の店故…」と答えてくれた。弟子に店員をやらせるな。ツクヨミも師匠の頼みだからってノリノリでラーメン運んでんじゃないよ。
スープは白っぽく、煮卵・焼き海苔・チャーシュー・キクラゲとスタンダードな面々の具が綺麗に並べられていた。
一口啜ると、クリーミーな味わいと豚骨特有の旨味がガツンと鼻に上がってくる。バリカタの麺によく絡み、凝縮された豚の脂が麺とまろやかなハーモニーを形成している。鶏ガラのあっさりスープが食べたい口だったが、これはこれで悪くない。
煮卵に箸を入れると、とろりとした黄身が顔を出す。スープに少し溶け出した黄身を麺に絡めて啜れば、これまた濃厚な旨味が口の中を埋め尽くす。箸休めのキクラゲもかなり良い。
そしてチャーシュー。これは本当にひどい。惜しげもなく分厚くカットされたプルプルの脂の付いた肉の塊、これが軽く炙ってあって香ばしい味わいと暴力的なまでの美味さ。そしてその旨味が少しずつスープに溶けだし、一口ごとに味わい深く豚骨の極みへと俺を導いていく。
あっという間に食べ尽くし、最後に水を飲んで完食。ごちそうさまでした。何で鳥系ヒーローがこんなクオリティの高い豚骨ラーメン出してんだよ!!!と思うが満腹のため腹も立たない。
回転が速いとはいえまだまだ長蛇の列のため、早々にお会計。なんとタオルを頭に巻いたホークスが直々に出てきてレジを打ってくれた。ほんとにヒーローが何してんだよ。
帰り際に鳥ガラスープじゃないんすねってホークスに言ったら「それみんなに言われるんスわ~」ってヘラヘラ笑っていやがった。
でもその後ツクヨミに「ブラックラーメンのダシw」って言った奴は即出禁にされたらしい。いい師匠だな。