結局回復しないかもしれない即効薬だって、必要な時がある。

takuminoue
·

またやってきた。

あいつだ。あいつのことだ。

 

あいつは気まぐれにやってくる。

忘れていたくらいのころにやってくる。

 

あいつがやってくると、色々なことに手をつけないといけないというような焦りは出てくるのに、結局一つも進められなかったりする。

 

なんなんだろう。やっぱり体調がすぐれないのか。寝不足なのか。不安的な何か、焦燥感的な何か、というのは、得体が知れないから余計に怖い。

 

不安が生まれるだけの暇があるからだろうか。何か後ろめたいと感じるようなことをしたからだろうか。あいつと向き合うためには、もっともっと時間を埋めて忙しくした方が良いのだろうか。

 

何をしても正解はわからない。もはや正解なんて無いのかも知れない。それでもつい正解を探してしまう。でもこの“探す”というプロセスを丁寧にやると、なんだか安心してくる自分もいる。

 

安心といえば、自分自身が“どうすれば安心できるのか”の処方箋をどれだけ持ってるかは、しんどい心の揺れを減らす上で大切なんだろうなとここ2年ほどで強く思うようになった。

 

最近知ったことなのだが、僕は漫画を読んだり、本を読んだり、動画を見たりと、他者の視点や言葉に触れると、一旦安心できることが多いらしい。

それはもしかしたら短期的に自分を安心させる即効薬みたいなものかもしれない。でもその即効薬があるからこそ、“探す”ということに集中できる準備が整ったりする。

だから、なんとなく不安になった時は誰かの言葉に触れるようにしている。誰かの言葉の中でも、自分勝手な言葉は特に好きだ。誰かに伝えるでもなく、理解してもらおうとするのでもなく、ただ自分が感じていることが漏れ出たような文章や歌詞、詩。もちろん刺さらないこともあるが、その時は流せば良い。刺さる時は、心を包んでくれるかのように言葉が浸透していく。

 

他の人は、どうやって安心してるのだろう。 色々な人の一旦の安心の仕方、もっと知りたい。