“でかいこと”をやりたくなる波は、突然訪れる

takuminoue
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漠然と、でかいことがやりたい。

不意にこの感情が湧いてくることがある。

 

この感情があらわれるときは、ドラマや映画、漫画やドキュメンタリーなど何かしらのコンテンツに影響を受けた時が多い。僕はかなりミーハーなので、高校生の頃はよくドラマの主人公の洋服を真似てみたり、その時ハマった映画のある役の喋り方がついうつってしまっていたりすることなんてよくあることだった。

多分今回、その波が訪れたのは、Disney+にある『PIXARの舞台裏』という作品を見たからだ。

 

「でかいことがやりたい」

この言葉をもう少し詳しく説明すると、「でかいことがやりたい」というよりも、でかいことを誰かがやりたいと思っている時に、これだけの規模、これだけ複雑なら、井上拓美に一旦相談した方が良い、と名前があがるような存在になっていたいという感じだろうか。

 

ずっと思ってる。

あまり大きい声では言わないが、心の片隅にずっと残ってた。

海外の芸術祭の総監督、アニメーション映画制作、国の制度改革など、複雑で、変数が多く、ややこしすぎて誰もやりたくない、できないと思うような大変な仕事ほどやってみたい。

でもきっとそのためには、まだまだ自分自身がもっとたくさんのことを形にする必要があると思うし、ある程度の規模のモノを生み出していく必要があるのだろうとも思う。

今までは、半分本気、半分は保険をかけるかのように、「でかいことは別にいいかな」なんてことを言って、本当の気持ちを心の隅っこに置きっぱなしにして、外に出してこなかった。だからあまり大きな何かにつながるような行動ができなかったし、避けてさえいたと思う。

そして多分、この大きな何かというのは、売上を作るとか、認知を得るとか、実は結構シンプルなことでもあって、ただそれを意識してやるということができなかった。 

だから僕は、ちょっとした習慣から変えていかなければと思い、最近は少しでもモチベーションが上がらない時は、ドラマや映画、漫画などのコンテンツに触れる時間を作るようにしてる。そこでたまたま今回見て、モチベーションが上がったり、何かをつくりたい衝動が生まれたのが『ピクサーの舞台裏』というドキュメンタリーだ。すごく良かった。簡単な表現になってしまうが、スケールだったり、共感できるところだったり、とにかく心が動いてくれた。

 

共感するポイントと大きな違いをどちらも見れると、不思議と違いに対してもポジティブな思考が働く。だから僕はすすんでコンテンツに触れる時間をもっと増やしていこうと思う。

僕はかなりポジティブで、周りから嫌に感じられるぐらいに自分に自信もある。だから、今の延長上で、粛々とあらゆるモノを形にしていけば、どこかのタイミングで自分が求める規模の相談が来るようになるだろうとも正直思う部分がある。

 

しかし、そんなに簡単な話ではないのもわかっている。

だから今は、一つ一つ形にし、いつか時代に求められたタイミングで応えられる自分を目指したい。