日記

Talia
·
公開:2025/11/24

 高市氏の「なめられない服」の投稿元をなるべく見ないようにしてたんですけどなんか急に出来心で見てしまって。

「なめられない服装」「外交交渉でマウント取れる服」と書いたのは高市氏だが“なめられない服装で外交交渉しろ(「安物の服で対応していたらなめられます」)と言った安藤裕参議院議員の発言にほとんど批判がないことが気になってしまった。

 ミシェル・オバマ夫人のファッションが毎回取り上げられるのに反して、元大統領は8年間同じタキシードを着ても気付かれなかったエピソードを思い出した。

 この男は、首相が石破岸田菅安倍でも同じことを言っただろうか?

 そして高市氏も彼女なりにその葛藤を抱え(「一理ある」とか言って参考にするんじゃないよと一番言いたい)、国民の“共感(なのか?)”を得ようとした結果があの投稿なのだとしたら、左派の多いBluesky民からはダダ滑ってることが明らかだがあれで支持を続ける人もいるのだろうなという気もしてため息が止まらない。

 正直ダメージが大きすぎてあまり見ないようにしてるのですが、高市氏が総理になってからの言動って自民党内で“なめられ”ずに、“マウントを取”って、そして総裁に登り詰めるまでにやってきたことなんだろうなと想像してしまって悲しくなる。自分の周りを同じ価値観の人かイエスマンだけで固めたり、自分より権威のある人に大袈裟なボディランゲージも使って擦り寄ったり、“敵”認定した人には到底容認できない言葉で切り捨てたり、そういうことをして彼女は自民党内でも自分のポジションを作り上げてきたのだろうかと考えてしまう。そしてその行動はミソジニックに注目され、賞賛され、また批判される。自民党内でうまく立ち回ることのできた方法が、国家の代表になった途端機能しなくなる。そして“なめられない”、“マウントを取れる”ことで登りつめた氏にとって、本当の味方たり得る人物が内閣どころか党内にもいないのではないか。

「戦争反対」──今の政治に思う一番のことはそれなのだけれど、同時に私は5年後、10年後に氏の言動と結果を振り返って「だから女性を国務を任せてはならない」言われかねない現状に絶望している。今後辻元清美氏や田村智子氏や大椿ゆうこ氏が総理になる可能性を、高市早苗の言動とその支持者が潰しているように見えてならない。

 “名誉男性”がフェミニズムの味方たり得ない──“進路を”“断つ”とまで言えてしまいそうな状況に、静かに絶望している。


 念の為、それ以上適切な言葉が思い浮かばず“絶望”と書きましたがあたたかくして元気にしています。官邸にご意見も送り続けてるし機会があればデモにも参加しようと思います。でもちょっと“絶望”に慣れちゃったよね。

@talia0v0
とりあえず気ままに。