パリは燃えているか / 映像の世紀バタフライエフェクト

四狼ラジオ
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普段テレビはニュース以外ほとんど観ないが、録画している地上波番組が3つあり、そのひとつがこれ。

今週は戦時下のパリの話。

ピカソ、シャネル、ド・ゴールを中心に話しが展開する。

ド・ゴールについてはフランスの大統領ぐらいの知識しかなかったが、ドイツ占領下からフランスを取り戻した英雄だったんですね。知らなかった。

話は現代に進み、記憶にも新しい2015年のパリ同時多発テロ事件。

現在のフランス国民のうち、三分の一は移民にルーツを持っているとされている。2015年に巻き起こったイスラム系フランス人による同時多発テロを契機に、フランス国内ではイスラム系住民の排斥運動が巻き起こったが、共和国広場に現れた一人の男性がその潮流を変えた。

「私は貴方を信じています。あなたも私を信じてくれるなら抱きしめて」

という看板を掲げたイスラム教徒の男性。彼をパリ市民たちは代わる代わる抱きしめる。感動的なシーンだ。

エッフェル塔に映し出される「Fluctuat nec mergitur」の文字。

たゆたえども沈まず Fluctuat nec mergitur

「たゆたえども沈まず」とはパリの標語らしい。意味は「どんなときであれ、何度でも。流れに逆らわず、激流に身を委ね、決して沈まず、やがて立ちあがる」。

なるほど、この3人に共通している。いつもながら伏線回収が素晴らしい番組だ。

番組のテーマ曲:

@tamaki460
音楽、ラジオの話題をメインに雑に書き散らします。