「THE BACKBEATS」というバンドをやっている。WordPressでサクッとHPを作ったのだが、ついでにバンドのロゴもデザインしてみた。
ビートルズのあのフォントで作成。結構気に入っている。
今日は、そんなバンド名の由来になった初期ビートルズを題材にした傑作「BACKBEAT」を紹介したい。
作品の主人公はビートルズ黎明期のベーシスト、スチュワート・サトクリフ。スチュワートの数奇な運命とともに、ビートルズがスターダムへと駆け上がる過程を描く。
ビートルズのイメージと聞くと、マッシュルームカットかロン毛の髭面のイメージかと思うが、初期のビートルズはリーゼント、革ジャンでバリバリのロックンローラー。映画はハンブルグ時代がメインだか、この頃の彼らはめちゃくちゃだ。セックス&ドラッグ&ロックンロールとやりたい放題。そんなパンクな日常を生きたビートルズだが音楽だけにはひたむきに向き合い、1日に何ステージもこなし腕を磨いた。ライヴバンドとしての下地が出来上がったのもこの頃だろう。キャロルがこの時代のビートルズから大きな影響を受けていたのは有名な話だか、後進の多くのロックンローラーに与えた影響は計り知れない。
それにしても演奏シーンがほんとうにカッコいい。ライヴ映像を目的で観ても楽しめると思う。役者が本当に演奏しているわけではないが、映像と音楽がちゃんとリンクしているので違和感はあまりない。
サントラもかなりおすすめだが、それもそのはず、豪華なバンドメンバーを見て納得だ。
『BACKBEAT BAND』のメンバー
ヴォーカル:グレッグ・デュリ (アフガン・ウィッグス)
ギター&ヴォーカル:ドン・フレミング (ガムボール)
ギター:サーストン・ムーア(ソニック・ユース)
ベース:マイク・ミルズ (R.E.M.)
ドラム:デイヴ・グロール (ニルヴァーナ/フー・ファイターズ)
英国映画なんだけど、1993年の作品で時代的なこともあるのか、バンドメンバーは米国オルタナ勢が占める。軽快なマージービートに、重く厚めなオルタナアレンジがいい感じ。初めて聴いたのは、確か2000 年前後だったと思うが、丁度その頃は、ニルヴァーナをはじめグランジ、オルタナシーンに夢中だったので大興奮した記憶がある。
そんな「バックビート」。まだ観ていないビートルズファンがいればぜひ観てほしい。因みに、2009年の作品で「ノーウェアボーイ ひとりぼっちのあいつ」こっちから先に観ると時系列的により楽しめると思う。ビートルズになる前のジョンレノンを題材にした映画。母親や叔母との関係、ポールとの出会いなど、その後のバックビートに繋がる流れまでを描く。