353(1429)

たまし
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定年まで1年半くらいになり、今までの仕事を後進に渡すことが増えた。つまり、仕事が減った。

代わりに増えた時間を何に使うかについてはかなり自己判断に任されている職場だ。継承に関する資料を作るのがわりと普通のことだろう。だがそんな物に多くを割きたくは無い。

自分にしても若い頃はもちろん先輩に教えてもらって仕事を身に付けたが、それも5年とは続かなかったように思う。割り振られた仕事を自分なりに洗練させ、システム化させ、データ化するのは各自の工夫次第だ。そこまで手を貸しても効率は上がらない。結局、自分が楽をするために自分なりの努力をする。これが全てだと思っている。なので、後進にも最低限のアドバイスしかしない。聞かれれば答えるけど。

こうして書いてみると、普通の会社員の技術継承も、まるで職人のそれのようだと思う。教えるとすぐに限界が来る。そもそも自分から師事したわけでもない相手からああだこうだと言われるのを喜んだり、私は出来ない。自分が聞きたかったことなら話は別だが。

まぁそんな話はともかく、その余った時間で職場での残り日数がどのくらいあるのか、excelで計算するシートを作ってみた。およそ1年半後の定年までと、その5年後の嘱託退職まで。

前提条件は以下の通り。

  1. 定年後も5年間、嘱託として働き続ける

  2. 有給休暇は使い切る

  3. 会社のカレンダーは予想(かなりの精度と自負できるレベル)

  4. 特別休暇は予想できないので考慮しない

普通の人は2も難しいのかもしれないが、これは自分にとって簡単。

その結果が、このタイトル。353(1429)

一番驚いたのが、退職まで1429日ではあるが、そこまで休日も含めたカレンダー通りの日数では、2407日であること。そんなに休んでるんだ、会社員って!

@tamashi
宇都宮生まれ。バブル期に多摩地区で学生生活。そのままサラリーマンになってもうじき定年のアラ還です。 本拠地: aiwendil.hatenablog.com