「趣味としての学問」ポッドキャストの今後について考えてみる

tanimutomo
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実は、友達と「趣味としての学問」というポッドキャストをやっている。

振り返り

人文学系が好きな友達と意気投合して、2023/4に収録を始めて、いろんな方向性を探りながら、2023/6 に初回を公開して、8ヶ月が経った。

すでに93エピソードも公開していてびっくり。ここまで続けられるとは思ってなかったのもあるので、嬉しい。

そろそろ1年が経とうとしているので、ポッドキャストは続けるんだけど、それに加えて次の活動を考えてみたいなと思っている。

仕事も結構忙しい状態なので、できる範囲は限られているけど、せっかくなので仕事とは別で趣味の領域でも新しいチャレンジをしてみたい。

ブレスト的に書き殴ってみる。

目的整理

まずは、ポッドキャストをやろうと思った目的を整理してみる。

もともとCOTEN RADIOさんを聴いて人文学系に興味を持ったのが大きくて、せっかくなら同じようなことをしてみたい、と思っていた。その時に新井さん(一緒にポッドキャストをやっている人)と久々に会って、一緒に話してみたら自分より知識も豊富でめちゃくちゃ楽しかったので、やってみようと誘った。

目的という観点で整理すると、

  1. 定期的にインプットや日々考えていることをアウトプットする場所を作りたい

  2. こういう趣味を持っているという自己紹介的な意味での作品が欲しい

  3. 自分のようなITやスタートアップという業界で、社会を変えようと思っている人たちにこそ、歴史、哲学、社会学といった領域に興味を持って欲しい、思考のベースに取り入れ欲しい

の3つかな、と思う。

1は確実にできてきた。今では面白かった本とかに関しては、ポッドキャストでまとめて話さないと、自分の中で本が成仏されないというか、消化されない感覚まで出てきてるほど。

2も、数字とか資産という観点ではまだまだ小さいが、刺さる人には刺さる話として紹介できるようにはなってきた。これで自分や会社に興味を持ってくれる人も多い。

3は、まだまだかなぁ。会社のメンバーとか、会社関係の知り合いとかで興味を持ってくれる人はいるけど、まだまだ少ない。これは全然達成できている感覚はないなぁ。

途中で出てきた話

加えて、ポッドキャストをやる中で出てきた、やりたいよね、と話していることの一つとして、人文学系の分野に回るお金が少なすぎるということ。現代の資本主義をベースとした経済合理性の考えだけでいくと、確かに人文学系のことを勉強したところで短期的には何も目にみえる効用はない。

ただ、日本だけに限らない社会全体で見たときに、人文学系の学問や知識は絶対になくてはならないものなので、この地位を向上させたい、というのは結構ある。

ただ、自分とは価値観や生活が大きく異なる人に対して、この分野に興味を持ってもらえるような話をするのは結構難しいな、と思うわけですが、ITとかスタートアップ界隈というところに絞ったら、結構彼らが興味のある話はできるんじゃないかな、と思う。

勝手な感覚だが、SFCではIT系の人も哲学や社会学に興味を持っていた人は多いと思う。

どんなことやりたいかな

そういう意味では、3の目的にもあってるし、自分と似たコミュニティ(ITやスタートアップ)にターゲットを絞って、発信したり、コミュニティ活動をしたりするのは楽しそうだな、と思う。

手段として何をやるのがいいか、という話でいくと、ポッドキャストという媒体もいいけど、よくエンジニアとかスタートアップ界隈が見てそうなメディア(zenn とか note とか)で記事を公開してみるとかも良さそうだなと思う。

いろんな考えや価値観、社会の側面があることを理解しながら、この社会をどうしていくのがいいか、という答えのない問いを考えることを頭の片隅におきながら、日々の仕事をしてくれる人が増えたらいいな、というのがあるので、ポッドキャストを聞いたり、記事を読んだりしながら、思考を巡らせてもらい、その流れで一緒に同じ界隈の人たちと考える場所を提供する、とかができたら、いろんな人が次のステップに進みやすい気がする。ので、そういうゆるいコミュニティづくり的なことをできたらいいな、と思う。

終わりに

ブレストというより、現時点での思考整理という感じになってしまったけど、よかった。

一緒にやっている新井さんとも話しながら、次の活動の方向性を決めていきたいな、と思う。

お楽しみに。