昨日の夜遅く東京に戻ってきたばかりなのに、朝から地方出張に出ている。
行き先は福島県浜通り。来週末に迫った『フクシマックス』の成果報告に先駆けて、現地でのフィールドワークをしに来たのだ。朝9時過ぎに自宅を出て、南相馬市小高に着いたのが13:30頃だった。新幹線で西に向かっていたとしたら、広島あたりまで行ける時間を費やして、ようやく到着した。
この地で『小高パイオニアビレッジ』という工房やコワーキングスペースを運営されている和田さんを頼って、私ははるばる小高まで来たのだった。クラフトサケの醸造所を作ったhaccobaの方、そこの醸造責任者から独立して自らの蔵を建てようとしている方、そして駅前で地産野菜を使ったサラダ店を始めようとしている方。
Uターンしてきたり、学生時代にボランティアで来ていたり、一から移住してきたり、立場はそれぞれだが、新しいことをはじめる推進力になっているのはやはりパイオニアビレッジの存在だろう。
避難指示区域で誰もいない地にコワーキングスペースを建てるというクレイジーな発想が、今になって実を結んでいるのだ。尊い。そして震災から間もなく「観光地化計画」とか言って東京からズカズカと現れて、すぐに飽きたのか被災地に関わらなくなった東浩紀はやはりクズである。
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" 解き放て、命で笑え。 "
『満月の夕』ソウルフラワー・ユニオン