昨日は宿にチェックインしてすぐに寝てしまった。だいぶ疲れが溜まっていたのだろう。
今日は6:30に起きて露天風呂とサウナを3セット堪能してから、常磐線特急ひたちに乗り込み半日かけて東京に戻る旅程を取った。
まずは浪江町へ向かい、この隣町へ移住したアルベルトさんと落ち会って会食。地域で大人気の海鮮丼屋にオープン時刻ちょうどに滑り込んだ。互いの近況などを話しながら、予定が流れてしまった「世界の料理を食べる会」をまた企画しよう、などと話し合った。あと、合コンも。
次の電車までまだ時間があったので、駅前通りにある隈研吾設計でスノーピークが建物を作った浪江町営のコワーキングスペースの会員になり、ここでしばしデスクワークを。そういえば、ここに来る電車の中でも仕事をしていたのだった。
電車で2駅進み、今度は大熊町へ。駅前にあるカーシェアの電気自動車に乗って、もう花は散っているであろう夜ノ森の桜並木へ向かう。位置情報が狂ったり、工事で通行止めの途があったりでだいぶ迂回させられたが、なんとか桜並木を車で走り抜けることができた。
その後は大熊インキュベーションセンターに移動し、ここでもデスクワークを阿智時間半ほど。元小学校をリノベしたこの施設は、地域のベンチャーやスタートアップから誰もが知る超大手企業の出張所までが入居しているのだ。
駅に戻り、特急で今度は一気に品川まで3時間後ちょっと乗り続けた。車内販売で買ったハイボールを飲みながら、大熊でもらってきたいろいろな冊子やパンフレットを読んで過ごした。そこにはマスコミではあまり報じられることのない、市井の人々の装飾のないことばや祈りや声なき叫びなどが詰まっていた。
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" 春を眺める余裕もなく、夏を乗り切る力もなく、秋の枯葉に身を包み、冬に骨身をさらけ出す。 "
『春夏秋冬』泉谷しげる