今日は、日帰りで和歌山出張だった。

朝イチの飛行機で羽田空港から関西空港へ飛び、最終便で戻ってきた。和歌山の空き家再生プロジェクトで開店させる発酵酒場のメニュー試作会を行ってきた。なにをやっているのかわからない人がゾロゾロ現れてみんなで好き勝手なことを言って挨拶もしないでいつのまにかいなくなっているという、地方でよく観る光景がここでも繰り広げられていた。

ところで、そんなことよりも大きな問題がある。じつはこの店、オープンまで2ヶ月を切っているのに、まだ店長を採用できていないのだ。社長が他の業務も抱えながらオープン準備を一手に引き受けていて、きつくて仕方がないのでその辺でプラプラしている人たちに見境なく声をかけ続けた結果、口は出すけど手は動かさない暇で怠惰な登場人物だけが無限に増え続けている。かわいそうではあるが、自業自得だから仕方がない。

不動産屋を本職にしている企業が「地域づくり」の文脈で飲食にも進出してきたのだが、ヤツらは労働集約型産業である飲食業における人材の大切さをまったく理解できていないので、このような光景は他所でも多々見受けられるのである。せいぜい現場で四苦八苦して、飲食業の本当の辛さを骨身に染み込ませていただきたいものだ。

しかし、地方にはなんであんなに本業不詳の、身近な人間関係だけで仕事を回しあって食い繋いでいる謎のおっさんやおばさんが大勢生息しているのか? しかもぱっと見、羽振り良さそうだし 笑。

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" 嫌んなった、もうダメさ。だけど腐るのはやめとこう。陽の目を見るかも、この俺だって。 "

『嫌んなった』憂歌団

@tanpopo1973
気まぐれに日記を書いています。