今日は我が母校へ。
社会教育主事講習の受講申し込みをするために、卒業証明書をもらいに来たのだ。卒業以来27年の間ほとんど訪れることはなかったが、ひさびさに降り立った鶴川駅前は当時とあまり変わっていなかった。我々がよく駄弁っていたロッテリアがなくなり、当時はまだ日本に進出していなかったスタバが出来たくらいか?
駅から大学までの20分近い道のりも当時と変わっておらず、友だちと駅までの道のりで話したことなどを不意に思い出してしまった。今は亡き船橋のザウスでスキーをしたり、原宿のインターネットカフェに行って全然動かない海外のMVを鑑賞したり、下北沢で合コンしたけどまったく相手にされなかったり、新宿のゲーセンとかで時間を潰したり。
ひさびさに訪れた母校は、相変わらず門も塀ない「小さな実験大学」の趣きをたたえていた。いくつかの校舎は新しくなっている。キャンパス内の目抜き通りは「和光銀座」などと名付けられていて、ここで路上ライブやらパフォーマンスやらフリマやら焚き火が開催されるのだ。
アートやサブカル色が強く共産党系の政治色も強かった当時と比べたらだいぶ普通の大学に寄せてきているとは感じたが、履修登録の時期であることもあってたくさんの学生たちで賑わっている様子を目の当たりにすると、嬉しくなってきた。
いつか母校の教壇に立つ機会でもあるといいなと思いつつ、後に控えている仕事をこなすために、母校を後にした。
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" 世界はひとつじゃない、嗚呼このままバラバラのまま。 "
『ばらばら』星野源