今日も福島。
午前中に、いよいよ福島第一原発の内部に立ち入ることができた。経産省の方のアテンドで進んでいくが、まず入構登録と荷物検査などが飛行場以上に厳重だった。本人確認書類のコピーを取られ、指の静脈も東六しなければならない。
線量計を貸与され、支給された使い捨てのベストの胸ポケットに収める。防護服やマスクは必要ないが、さすがに外よりは線量が高い。1号機のちかくに立つと特に線量が跳ね上がるが、ここに1時間いるよりもレントゲンを一枚撮る方が放射線が高いとのこと。
実際に水素爆発を起こしメルトダウンしてしまった原子炉や使用済み核燃料の保管庫に、稼働しているALPS・海洋放出を待っている処理水のタンク群なとを目の当たりにすると、当たり前だがリアリティが今までとは段違いである。
午後は浪江と双葉を巡り、富岡駅で解散となった。二泊三日の情報量がもの凄くて、頭と心の整理に時間が掛かりそうだ。
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" 手にしたものよりもっと失ったものが、絶望するほどたくさんあるよな。 "
『流星』かりゆし58