『虎に翼』を観始めた。あまりにも好評なので、一挙放送のタイミングで録画して観てみたら止まらない。自分でもびっくりするけど、最新話まで追いついてしまった。昭和初期を生きた女性たちの様々な困難を描いていて、群像劇の色合いが強いので、それが自分にあっているのかな?現代の問題と地続きであるテーマで、すごく見応えがある。寅子については、かなり恵まれてる家庭の子だなあと思って観ていたのだけど、最新話でこの辺りもしっかりと自覚的に描かれていて、大変な境遇のなかで勉学に励む子もしっかりとクローズアップされてて安堵した。それぞれの立場に対して平等に寄り添えてるし、それぞれの苦しみを否定しない優しい物語だ。これは最終話まで見届けれたらいいな!
最近買った本。
自分のなかの喪失感と向き合いながら、ちょっとした体調不良に塞ぎがちでいたところ、なんだかタイムリーな本が続けて出たので。こんなラインナップになった。ただ、いまは読む速度がガタンと落ちてるから、全部読み終えるのはいつになるかわからない。
今日、読み終わった『償いの雪が降る』はとても好きな感じだった。何年も気になっていたミステリだったので、図書館の棚で見つけたときはかなり嬉しかった。
物語は、大学生である青年ジョーの視点で語られるのでかなり読みやすく、それでいてヤングケアラーや退役軍人のPTSD、家庭内暴力、性暴力など、多くの社会問題を扱っていて意欲作だと思う。ミステリとして上手にまとまっていたし、終わり方も納得がいくものだった。もし映像化するならトムホくんかなあと、久しぶりに妄想配役をして楽しんだ。