出かける日なのに夜中の3時ぐらいまでセックスエデュケーションを観てしまい、朝起きるときは死ぬほど怠くてゾンビみたいだった。いや、なんでいつもこんなことをしてしまうのか?馬鹿なのか?と思いつつ多分またやってしまう。だっていつまでも眠くならないし気がついたら2時3時なんだもの。
なんとか支度して、昼頃、家を出る。久しぶりの大阪だ。楽しみにしていたテート展を観に中之島へ。みんな中之島へ行くのに、どうやって行ってるんだろうね?アプリによると梅田からはバスが一番早くて安いと出てるから、信じて乗ってみたら福島駅あたりで降ろされた。あれ!?結構離れてない?と思いつつ10分ほど歩いた。横で妹がしきりに「騙された〜」とぼやく。でも、地下鉄に乗っても歩く距離はそんなに変わらなかったのでは…とも思った。どうなんだろうか。
中之島美術館は初めて。黒い固まりがデーンと建っており、なんとなく…とっつき難い印象。テート展の展示は三階で、めちゃくちゃ長いエスカレーターに乗って上まで登った。はっきり言って高所恐怖症にはきつい。エレベーターがあっただろうに、選択を間違えた!!と悔やんだ。あと左側の壁に大きな窓があるのも近未来的で悪夢を見ているかのようだった。高いところへ吸い込まれる私たちを見つめている人間が!?と1人で勝手に怖がりながら写真を撮る(実際はこちらをみてなんかいない)妹は何も感じないらしく、けろっとした顔で乗っていた。
展示作品は、想像以上に大きな作品が飾ってあり、かなり見応えがあった。評判のポンペイのヴェスヴィオ山噴火の絵なんて、思った以上に巨大で。その大きなキャンバスに描かれた光景は禍々しさだけでなく神々しさも感じ圧倒された。何かのファンタジー映画の一場面のようだった。ポスターとかに使われていたドーセットシャーの崖から見たイギリス海峡の絵も素晴らしかったなあ。あの点描のように描かれた水面の光の表現は、いつまでも観てられる。学生時代の西洋絵画のレポで「光」をテーマにしたこともあったぐらい好きな主題だけど、思ってもみなかったアプローチで光を感じることができたし全然知らない作品をたくさん観れて楽しかった。
帰りは地下鉄で帰ろうと思い、美術館を出ると美味しそうなジェラートの出店があったので、思わず寄り道。ティラミス味を食べた。なんちゃってティラミス風という感じではなく、ちゃんとマスカルポーネの味もするしコーヒー生地がゴロゴロと入っており美味しかった。梅田に着くと地下道は相変わらずの混雑で、地上に上がり歩道橋を歩いて阪急方面へ。ほんと歩道橋ができて便利になったよなあ。私が梅田に通ってた時からあったらよかったのに。