自分で作るジャムは美味しい

tarokappa
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IKEA効果という心理現象がある。

IKEAの家具を自分で組み立てると、完成品の家具を買ってきたときよりも愛着が湧く。組み立てるために身体を動かす行為を通して、愛着が形成されるのだという。

瓶詰めにした自家製ジャム。キウイジャムとマーマレード

私はたまに、自分でジャムを作る。

作ると言っても、電動調理鍋「ホットクック」の自動モードにセットするだけだ。そこまで手間がかかない。

やる気があれば、キウイやリンゴの皮を剥くこともあるし、もっとやる気があれば、オレンジをアク抜きしてマーマードを作る。

そこまでやる気がないときは、冷凍フルーツを買ってきて、そのまま放り込む場合もある。この時にかける労力は砂糖を量るくらいだ。必要に応じてちょっと鍋で煮詰めることらある。ああ、煮沸した瓶に詰めて、最後に後片付けするのも労力か。まあそのくらいだ。

それだけでも、結構美味しい。

鍋で煮詰めたマンゴージャム

ジャムというのは日持ちがするし、一回に使う量は多くない。500gも作っておけば、2〜3週間くらいは楽しめる。

自家製のジャムをパンに塗ったり、ヨーグルトに混ぜたりしてるとき「自分で作ったジャムは美味しいなあ」などと自己暗示しながら食べるので、美味しくないわけがない。

「ジャムなんて買えば一瞬で手に入る」とも言われるが、作ったからこその美味しさがあって、2~3週間続く小さな幸せ効果があるのだ。費用対効果を意識したことはあまりないが、心理的価値まで含めると悪くない趣味だと思う。

スーパーカップ バニラ味にトッピングした、オレンジのマーマレード