2023年の仕事のふりかえり

tatane616
·

昨年転職してから仕事にも慣れてきて、今年は転職することもなく同じ会社で働き続けることができた。

1月は、ひさしぶりにフロントエンドをゴリゴリに実装するようなタスクがあって、JS筋が鍛えられていた気がする。contenteditableやcaretあたりと格闘していた。

そのあとはしばらく他のタスクをやりつつ、中盤はひたすらVueの沼に足を踏み入れていた。最近Vue3移行のブログもようやく書けたけど、かなりしんどかった。前の会社まではReact勢だったのでVueはずっと雰囲気で書いていたが、さすがに色々調べて詳しくなった。「Vueが悪いんじゃなくてコードの書き方が悪い」とか「フロントエンドのUIライブラリはエコシステムが大事」とか、改めて色々思うところがあった。なんだかんだで今までは新規のプロダクト開発が多かったので、既存プロダクトの大型バージョンアップ対応は良い経験になったと思う。

その前後でフロントエンド周りに興味のあるメンバーの入社がいくつかあって、社内のフロントエンドのグループがどんどん活性化してきて嬉しかった。最近カジュ面をしていても「フロントエンドについて社内に相談できる人がいない」という人も多いので、社内で気軽にフロントエンド話をできる人がいるのはいいなあと思う。

Vue3移行が落ち着いてからは、影響範囲広めで実装量が多いプロジェクトに参加していた。純粋に開発要件として難しいことに加え、スケジュールも厳しめだったので、後半はかなり無理な働き方になっていた。なんとかリリースまでは持っていけたものの、長時間労働がたたって心身ともにやられてしまい、そのあとは今に至るまで常にちょっと調子が悪い感じになってしまった。機能の開発・リリース自体は学びも多くて充実感があった。

その後は別のプロジェクトがスタートしたが、これも影響範囲広めのもので、バックエンドの設計から(壁打ちしつつ)一人ではじめることになった。今まではなんだかんだで軽めのバックエンド実装しかやっていなかったので、(自分の中では)大きめのバックエンド開発の初期設計から自分主体でやれるのは楽しかった。後方互換性や将来の拡張性、パフォーマンスを気にしながら上手く設計するのはむずいな〜〜と思うけど、来年には慣れているといいな。このプロジェクトは今も絶賛開発中。

がっつり開発するようになったせいか、バックエンド領域にも徐々に興味が出ていて、最近では苦手だった技術書とかも少しずつ読むようになってきた。チームのバランス的に自分のバックエンド力が上がるとレバレッジが効くこともあって、学んだことが日々の開発やレビューで活かせると楽しい。「Go言語100Tips」「オブザーバビリティ・エンジニアリング」「モノリスからマイクロサービスへ」「データ指向アプリケーションデザイン」とか読んでた。

10月からはチームがWebとMobile Appで分かれ、Web側のチームリーダーをやり始めた。とはいえマネージャーのロールではないので評価などはしておらず、チームの日々の活動が上手く回るように色々いい感じにする人をやっている。元々こういう動きをすることは好きだし得意(だと個人的には思っている)ので、自分にとってもチームにとっても良い変化だったと思う。このあたりはまた別途深く振り返りしたい。

あとは、今年はフロントエンドの採用・選考活動にかなり関与していた。カジュ面から面接まで色々と出ていたけど、会社の良いところを伝えられる素晴らしい機会なのでやりがいがある。「弊社とっても良い会社なんですよ」と素直に思えていると、採用活動は何倍も楽しくなる。面談や面接の場は自分や会社のことを振り返る良い機会にもなっていて、学びが多い。もしこの文章を見てくれている人がいて、弊社の選考に進んでくれている人がいたら、来年どこかでお会いするかもしれないです。その時はよろしくお願いします。

最後に、あらためて来年やりたいことをまとめると、「稼働時間を減らして、”長時間より長期間” を実現する」「フロントエンド以外(分散システムのアーキテクチャや、DB・SQL、Go言語、o11yなど)の学習を進める」「採用活動を引き続きがんばる」「チームリーダーの方向性での貢献度を高める」あたりになりそう。最初のが一番大事で、健康に働きたいです。

今年もお疲れ様でした、来年もよろしくお願いします。