アナザーコード リコレクションクリア。アシュレイの目線がうまいこと調べる対象に向いてくれずもどかしい思いをしたが、いいゲームだった。好きな言葉を2つ。
真実を知ることは悲しいこともある
けれど怖いことじゃない(2つの記憶)
このゲームのキーワードでもある。私は知ることは怖いと思っている。でもその感情は傷付き悲しむかもしれないという恐れからくるものなので、両者は区別すべきものだというのはわかる。でも怖いものは怖い。
人は2度死ぬの
1度目は肉体から魂が離れたとき
2度目はその人の思い出が誰の心からも消えてしまったとき(記憶の扉)
生きている人たちの記憶から完全に忘れ去られたとき、死者の国の住人は二度目の死を迎える。ピクサー映画『リメンバー・ミー』も同じことを言っていた。
そこで突然アリストテレスの話をする。アリストテレスは、心身は基本的に分離できないが「作用する理性(ヌース・ポイエーティコン)」は例外的に分離されうると説いている。
理性は分離されているときに、ただまさにそれであるところのものであり、それだけが不死で永遠である。(心とは何か)
この作用する理性という存在は、人々の記憶から消え失せても不死で永遠なのだろうか。そもそも理性の生とはなんぞや。ここまで書いて一体何が言いたいのか全然わからなくなったので、哲学の旅は早々にたたむ。
アナザーコードはCINGが開発した。CINGは会社自体がもうなくなってしまったので、このゲームがリメイクされて発売というのは本当に喜ばしい。ファンの記憶からアナザーコードが、CINGが失われていなかったから会えたのだ。つまりウィッシュルームとラストウインドウもリメイクの可能性がある。絶対に忘れないのでよろしくお願いします。