ようやくフィルムカメラ36枚撮り終えたので現像に出す。
でもすぐに蓋を開けてフィルムをパカーしたら駄目で、カメラの下にある巻き戻しロックボタンを押してロック解除をして左上にあるクランプを立ち上げくるくる回してフィルムを巻き取り空転するような感じになったら巻き戻し完了だそうだ。はぁ?だね。アナのログだね。
くるくる巻き終えフィルムをパカーしカメラ屋さんへ。現像お願いします。店員さんは紙プリントかデジタルか両方かデジタルはアプリかCDに書き込むかプリントサイズはハーフかL判かその他か色味は3種類あるがどうするかなど滔々と問うてきた。私はわからないまま頷き顔を赤らめ微笑んだ。オーケーオーケー。ここは異国か。
1時間後、現像が仕上がったので引き取りに。ファスト現像。中身を確認しろと店員が言うのでドキドキしながら写真一覧を見る。真っ黒な写真が2枚あった。半分以上撮れてないのではと心配していたので、少なくてよかった。
ここでお支払い。3千円でお釣り。昔の感覚で言うと超高いですね。この店が高いのではなく、どこでも似たような金額のようだ(私適当調べ)
帰宅後写真を眺める。アラがわかりにくいようにというせせこましい理由でハーフサイズにして正解だった。うまくはないけどいい感じに見える。雰囲気イケメンみたいな。
画質が悪く色味が暗いことが利点になるとは、アナログって素晴らしい。
もちろん失敗もある。
ハレーションの自己主張が激しかったり。
暗すぎたり。
特に室内や夜はストロボ撮影でも暗くてよくわからない写真が多かった。この失敗は次回に活かそう。
ハードルを激低にしていたおかげで想像していたものよりも、ずっとずっとよかった。どれだけ酷いものを想像していたのか。今後も撮りたいが気軽にとはいかない。なぜならフィルムも現像代もお高いから。
藤岡弘、が美味しくなってほしいという気持ちを込めながらコーヒーを淹れるように、私も「1枚58円…現像代950円…」と気持ちをこめて撮ることにする。ゲスいね。