23年に新しく始めたことや24年に新しく始めたいことを書こうと思っていたのだが、夕飯をお腹いっぱい食べてお酒もいい塩梅に飲んだら別に書かなくてもいいかなという心持ちになった。
12月31日の明け方に父親は死んだ。発見は年明けだったが死んだのは年末だろうという検視結果であった。
若い頃は好き勝手やっていたが晩年はつまらなそうに生きていた。年を越さずに死ねて良かったのか悪かったのか。
唯一彼の死の現場に立ち会った猫が、今膝の上で鼾をかいて寝ている。彼女のおかげで父親は孤独に死ぬことはなかった。
父親の孤独を受け止めてくれた恩返しという訳ではないが、彼女が孤独に死なないように私は生きていないと。気を引き締め、酒を飲む。