スーパーの特売品コーナーを覗いて、昨日はひな祭りだったことに気が付いた。後の祭りを味わうために、ひなあられを買う。57円。
そういえば、ひな祭りは何をする行事だったか。雛人形を見ながらちらし寿司と蛤のお吸い物と菱餅とひなあられを食べる？食べた記憶がないのは、ちらし寿司も蛤も好きじゃないからだ。特にちらし寿司の桜でんぶがねぇ。ピンク色とかねぇ。
雛人形にも思い出がない。何段飾りのご立派な雛人形がなかったのもあるし、何より雛人形の顔が怖い。夜中に目が合ったらどうしよう。
今のご家庭でも雛人形を飾って灯りをつけましょぼんぼりになどしているのだろうか。雛人形を出したりしまったり大変だろう。出しっ放しにしておけばいいのに。昔は出しっ放しにしていると子どもが結婚できなくなると言われていたようだけど、もちろんそんなことはないから出しとけ出しとけ。あ、でも出しっ放しにしていると夜中目が合うかもしれない。それは怖い。
そんなことを考えながら57円のひなあられをしゃりしゃりと頬張る。甘い。砂糖のヘビーな甘さが脳にくる。これ本当にあられなのか。固まった砂糖じゃないのか。そもそもあられって餅を揚げたやつでは？
ここで私は初めてひなあられが関東と関西で内容が違うことを知る。関東のひなあられは砂糖がけしたポン菓子。関西のひなあられは餅を揚げた所謂あられ。後者のつもりで食べたので脳も味蕾も甘さノーマーク。ショッキングナウ。
関東と関西は醤油だけじゃなくひなあられも違うのか。そういえば桜餅も違うんだっけ。小さな島国なのに、こんなに差があるとはアメージングだわ。しかし慣れたら甘いあられも悪くないかも。郷に入れば郷に従えデスネー。それはちょっと違いますねー。
菱餅はどうなんだろう。餅と思ったらゼリーだったとかはたまにあるけど、それも実は東西の違いなんですとかないよね。気になるので明日また特売品コーナーを見てみよう。
