大腸を観る

tato
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先日大腸カメラを受けた。ウォシュレット付きトイレのすぐ横にリクライニングチェアがあり、真正面にはTV。低速Wi-Fiも使える、まるで小金持ちの入る独房のような個室で約2時間拘束された。

この時間を有効活用すべくドラクエ3を進ませる強い意気込みがあったのだが、定められたペースで下剤と水を交互に飲む必要があるため、ゲームに集中すると飲み忘れるし途中からトイレタイムも加わるしでなかなか進められず。アープの塔でやまびこのふえを手に入れる計画は頓挫した。

でも進めた手応えが欲しかったので、作りたての商人を生贄に。彼のこの先を思うと申し訳ない気持ちになる。ところで当時商人の名前で一番多かったのは「はん」だった。(※周囲調べ)私はハンバーグなど捻りが足りないぜと「すぴる」にしたが格別捻りはない。後年「みにはん」「りんど」を知り、こういうセンスが欲しかったと悔しんだのであった。

さて検査の時間となり処置室へ移動。診察台に寝かされ麻酔を入れられる。前回はあっという間に記憶を失ったので今回はなるべく起きていようと、なんのための麻酔かわからないことを考えていた。デジタル時計の秒が4から5に変わったのを見た。瞬きをした。観察室で横になっていた。リベンジならず。

検査結果はポリープもなく異常なし。親が大腸がんだったので、おかしなことがあれば手遅れになる前に病院に行くよう心がけている。たまに自分は死ぬのが怖くないから検査なんかしないし病院も行かないと豪語する人(中年〜初老の男性に多い気がする ※周囲調べ)がいるが、単純に早く見つけた方がお金がかからないってだけの話。発見が遅れるにつれて金もしんどさも上がっていくから、チキンレースなどせず不摂生してる人ほど体の不調を誰よりも気にしてほしい。若い頃から健康だと不調に鈍感になるのだろうか。カルビはもう胃にもたれる年齢なのですよ、我々は。

と、言いながらおやつに浜勝でアジフライセットをキメてきた。浜勝でトンカツを食べないStyle

@tato
書きたいときにしか書かないことにした